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激変する中国のメッセンジャー事情。人気アプリWhatsAppは使用不能、WeChatはユーザー情報を政府と共有と明記

事実上唯一のアプリが、政府との情報共有を明言している状態

Kiyoshi Tane
2017年9月29日, 午後05:00 in china
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中国で使用者の多いメッセージングアプリの『WhatsApp』と『WeChat』において、立て続けに大きな規制がありました。

WhatsAppは9月25日前後から使用不可能となっており、事実上の遮断状態に。一方のWeChatに関しては、プライバシーポリシーの改訂で、ユーザーの個人情報を中国政府と共有することがある旨を公開しています。

WhatsAppは、Facebook傘下のメッセージアプリ。ニューヨーク・タイムズによれば、7月には画像などの送信にトラブルが発生していたものの、テキストメッセージの送受信は可能でした。

しかし9月25日ごろから、テキストメッセージまでを全面的にブロック。事実上の遮断となりました。
これは10月18日に北京で始まる、第19回中国共産党大会に向けての措置と見られています。

またWeChatのプライバシーポリシー変更は、TwitterユーザーのLotus Ruan氏の報告により話題となったもの。


最新版の文書では、氏名や連絡先、携帯番号や声紋、位置情報、果てはアプリ使用中のオンライン検索など個人データを「中国国内の法律の規定により」収集を求め、これらを政府や法執行機関などの要請に応じて(ユーザーが中国政府の管轄にいなくても)使うと明記。
さらにアプリ側はこのポリシーに同意しないとアップデートできない形となっています。

かねてから中国政府に個人情報を渡しているのではと噂のあったWeChatですが、今回はこうした疑惑がある程度以上裏付けられたかたちです。

すでに2013年からWeChatでは「デリケートな言葉」が国内外を問わず検閲されていると指摘されていました。

WeChatは中国のスマホユーザーの6割が使っていると言われる、世界でも指折りのメッセージングアプリ。中国企業のテンセント提供ですが、世界中のアプリストアで国際版も配信されており、影響は中国国内だけに留まりません。

先日のアップルの新製品発表会でも、Apple Watch Series3のプレゼンでは「WeChat」の名前が繰り返し言及されており、いっそう存在感を増しています。

Twitterなど同種のサービスより後発ながら(LINEよりは先行)、中国で人気の理由は、1つにはボイスメッセージに加えてソーシャル機能も使えること。広告なしの完全無料の上に、FacebookやTwitterとも連携が可能で、信頼性の高さも裏付けられています。

もう一つの理由は、中国国内で海外発のメッセージングアプリのほとんどがブロックされているため「他に選択肢がない」ということ。これにより中国では、事実上WhatsAppとWeChatしか選択肢がなかった状態でした。そのうちWhatsAppがブロックされたため、WeChatしか選択肢は残されていません。

またWhatsAppは、数少ない「中国国内と海外(ユーザーの本国)のやり取りに使える」ツールだったため、中国内外での連絡に関してはとくに厳しい状態。
かたやWeChatは今回のポリシー改訂で、事実上の検閲が入る可能性があることを明らかにした、というのが実情です。

もし中国内などで使う機会がある場合、オンライン検索を含め、言葉を選びながら注意して使うしかなさそうです。

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