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iPhone Xが売れるとサムスンが儲かる。パーツ販売益はGalaxy S8よりiPhone Xが高いとの試算(WSJ報道)

スマートフォンが売れなくてもサムスン自体は儲かる仕組み

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2017年10月3日, 午後07:35 in Apple
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何かと比較されることが多く、また多くの訴訟も抱えているAppleとサムスンですが、スマートフォンでの表面的な争いはともかくとして、事業全体で見ればお得意様同士なのは良く知られているところです。

そんな両者の関係を示す興味深い試算をThe Wall Street Journal(WSJ)が報じています。

WSJによると、11月に発売されるAppleのiPhone Xからサムスンが得るパーツ関連の収益は、同社のフラッグシップであるGalaxy S8から得られる収益よりも40億ドル(約4500億円)ほど多くなるとのことです。

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サムスンはスマートフォンや家電を販売するだけではなく、半導体やディスプレイなども手掛ける巨大事業体です。半導体では2017年第2四半期の売り上げが24年ぶりにインテルを抜き業界で首位、ディスプレイ事業でも、現状高品質なスマホ向け有機ELディスプレイの量産体制を整えている唯一の企業でもあります。



▲iPhone Xと同じく有機ELディスプレイを搭載するGalaxy S8

これまでのiPhoneを含むApple製品にもサムスン製の部品が多く使われており、WSJはサムスンの半導体やバッテリーなど、コンポーネント事業収益のおよそ35%をAppleが占めているとしています。

当然、iPhone Xにも有機ELディスプレイをはじめ、NANDフラッシュやDRAMなど多くのサムスン製部品が使われています。

調査・分析企業のCounterpointによると、iPhone Xを1台販売するごとにサムスンが得られる収益はおよそ110ドル(約1万2000円)。一方、Galaxy S8から得られるパーツ類の収益は202ドル(約2万3000円)と単体での収益はGalaxy S8のほうが高くなっています。

しかし、Counterpointの見積もりでは、11月のから20か月のiPhone X販売台数は1億3000万台。Galaxy S8は同じく20か月でおよそ5000万台。このため、20か月で得られるトータルの収益はiPhone Xが143億ドル、Galaxy S8が101億ドルとなり、約40億ドルほどiPhone Xのほうが儲かるという計算です。

仕方がないとはいえ、Appleもこの状況を良しとしているわけではないようです。サムスンディスプレイのライバルとなるLGやジャパンディスプレイ(JDI)に有機ELディスプレイの生産を推奨する一方、先日は東芝の半導体部門買収にも加わり、サムスン依存から脱却する動きを加速させています。

とはいえ、JDIが量産体制を整えるのは2019年。LGはすでに量産体制に入っているようですが、9月初めのBloombergの報道では、LG製有機ELディスプレイがiPhoneに搭載されるのは2018年末になるとのこと。まだしばらくの間はサムスン一強が続きそうです。

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