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ファーウェイ新スマホ「honor 9」を徹底解説、ガラス背面派ならP10より食指が伸びる :週刊モバイル通信 石野純也

角度によって異なる表情を見せるガラスボディの魅力

石野純也 (Junya Ishino)
2017年10月11日, 午前08:00 in mvno
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ファーウェイは、若者向けをうたう「honor 9(オーナー9)」の日本投入を発表しました。発売は、10月12日を予定。市場想定価格は、税抜きで5万3800円となります。

ファーウェイが若者向けをうたう「honor 9」を発表

honor 9は、6月に中国で発表されたダブルレンズ搭載スマホ。同ブランドはオンラインストア限定の商品として企画されており、近いスペックの端末よりも、リーズナブルなのが最大の特徴です。発表時には、P10に近い性能の端末が、半額で手に入ると話題になりました。中国では、2299元(約3万9240円)と、ハイエンドながらも、ミドルレンジ並みの価格設定がされています。


ハイエンドながら、P10より価格は抑えている

ちょうど、発表直後に中国・上海でMobile World Congress Shanghaiが開催され、会場でも注目を集めていたらしい(筆者も現地にいたのですが、伝聞で書かざるをえないのには、聞くも涙、語るも涙の悲しい事情があり、連載4本分ぐらいになってしまうのでここでは割愛します)のですが、そこから約4カ月経ち、満を持して日本にへの投入になりました。


上海にはいたはずが、なぜか取材できず、ここに通い詰めていた筆者

実際、同社のフラッグシップモデルであるP10とチップセットは同じで、ハイシリコン製の「Kirin 960」を採用。ライカの名前こそ入っていませんが、片側がモノクロのダブルレンズカメラにも対応しており、ワイドアパーチャ—などの機能も利用できます。モノクロ側が2000万画素と精細なのも、P10譲り。15層のレイヤーになったガラスボディに魅力を感じる人には、P10よりも食指が伸びる端末といえそうです。

角度によって、異なる表情を見せるガラスボディはP10との大きな違い

ダブルレンズ搭載で、背景ボケを自在に調整できる


ポートレートモードにも対応する

ただし、もちろん差分もあります。honor 9の通信が、キャリアアグリゲーションに対応していないのはその1つ。結果として、最大速度は、下りで150Mbpsとなります。もっとも、MVNOの場合、ネットワークを大手キャリアから借りている関係で、貸し出し元のキャリアより、速度は制限されます。そのため、キャリアアグリゲーションによる違いが分かりづらいのも事実。そのぶん、コストやバッテリー消費は減るため、あえて非対応にしているのかもしれません。


通信のスペックがやや低いのが気になるところ

逆にディスプレイはP10が5.1インチなのに対し、honor 9は5.15インチとわずかに大きくなっていますが、違いはあまり感じられません。ただ、honor 9の場合、指紋センサーの左右にセンサーが配置されており、ここをタッチすることで戻るや履歴の操作ができます。慣れにもよりますが、筆者は、ナビゲーションキーを使うか、指紋センサーにすべての操作を割り当てるP10よりも、操作がしやすいと感じました。

ホームボタンの左右にセンサーキーが搭載されている

日本では、ファーウェイのオンラインストアと楽天モバイル限定という扱いだったhonorシリーズですが、honor 9からは、MVNOの取り扱いを拡大。発表会に登壇した楽天の楽天モバイル事業執行役員、大尾嘉宏人氏が「他社での販売も受け入れた」と語っていたように、ファーウェイ側としても販路を拡大し、honorシリーズの売れ行きを伸ばしていきたいという思惑がありそうです。ただし、楽天モバイルには、限定色のミッドナイトブラックがラインナップされ、他のMVNOとは差別化を図っています。

楽天モバイルは、限定色のミッドナイトブラックを販売

販路の面で、他のファーウェイ端末とは異なる扱いだったhonorシリーズですが、MVNOでの取り扱いが拡大しても、その点は変わっていないとのこと。ファーウェイ・ジャパンのデバイスプレジデント、呉波氏によると、「日本でもオンライン限定のブランドになる」といい、MVNO以外は、基本的にリアルな店舗での販売を行わないようです。つまり、大手家電量販店では買うことができない端末ということになります。

オンラインストアとMVNOが取り扱うが、リアル店舗では販売しない

P10に近いスペックではありますが、購入できる場所が異なることで、ユーザー層も違ってくるでしょう。ファーウェイがhonor 9を「若者向け」とうたう理由も、ここにあります。ファーウェイはMVNO限定モデルとして割安な「nova lite」をラインナップし、実績を伸ばして取り扱いキャリアを広げてきましたが、honor 9もこれに近い扱いといえるかもしれません。現状では楽天モバイル、IIJmio、イオンモバイル、gooの4社が扱っていますが、呉波氏は、今後、取り扱うMVNOが増える可能性も示唆しています。

一方で、諸外国での販売と比べると、気になる点もあります。1つは、その価格。冒頭で書いたように、honor 9の大きな魅力であり、インパクトがあったのは、P10に近いスペックの端末を2299元で買えるというところにあります。これに対し、日本での販売価格は5万3800円。確かにP10は税込みで6万円前後で販売されているため、価格差があるものの、海外ほど大きな開きにはなっていません。むしろ、安めのショップでで買えば、差はなくなってしまいます。

これまで、楽天モバイルが独占で取り扱ってきたhonorシリーズは、かなりの割安感があったため、これは一歩後退といったところ。以前のように、売り分けがきちんとできるのかは、気になります。ハイエンド端末では、10月16日にドイツ・ミュンヘンで発表される「Mate 10も年内に日本で発売する」(呉波氏)とのことで、社内競合もし烈になりそうです。



楽天モバイル専売だったころに比べると、割高感も出ている

ブランド戦略という点でも、日本ではやや中途半端な印象があります。というのも、海外でのhonorシリーズの扱われ方を見ると、ファーウェイの名前が一切出てこず、あたかも別の会社の端末のように宣伝されています。ショップでも、メーカー名のところがhonorになっていることも。端末にも、ファーウェイのロゴは一切ありません。ファーウェイによると、開発チームも別ラインで徹底している印象です。実態はファーウェイ製で間違いないのですが、あくまでブランドはhonorで、ファーウェイは製造だけをしているように見えるのです。

海外ではファーウェイ製スマホと別サイトが用意されるなど、徹底したブランド戦略を採る

対する日本では同じファーウェイ・ジャパンが販売するためか、やはり至るところで、ファーウェイの名前が目立ちます。楽天上にあるファーウェイのオンラインストアを見ても、やはり他の端末とhonorシリーズが並列で扱われており、honorが別ブランドであることがいまいち徹底されていません。こうなると、なおらさらP10などと比べてしまいたくなります。日本では、ファーウェイの方が名が通っているのは確かですが、ブランド戦略として疑問符がつきます。

もっとも、MVNOの販売価格を見ると、楽天モバイルが回線の3年契約(機種変更は自由にできる)で3万3800円、IIJmioが4万9800円、イオンモバイルが期間限定で4万6490円。gooはまだ価格を明らかにしていませんが、契約を前提にすれば、MVNOで比較的安価に買えるようです。nova liteのように、MVNOでの販売を中心に据えれば、案外ヒットする可能性も。au VoLTEに非対応なため、UQ mobileの取り扱いは望み薄ですが、nova liteを自社端末として発売したワイモバイルがどう動くのかも、注目しておきたいところです。


関連キーワード: honor9, huawei, mvno, phone, smartphone
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