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5Gの世界はいよいよ現実に。韓国での先行体験で、日本でも間もなく始まる新世代通信の凄さを実感

動画がストレスなく視聴できる時代がやってきた

山根博士 (Yasuhiro Yamane), @hkyamane
2018年2月22日, 午後06:00 in 5g
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フィギュアスケートやカーリングの話題で連日盛り上がりを見せる平昌・冬季オリンピック。会場では5Gのテストネットワークが設置され、デモ端末を使って実際に5Gを体験することもできるのです。そんな5Gを体験すべく、オリンピック公式スポンサーであるサムスンの招待を受け、韓国へと行ってきました。

まずは5Gを直接体験できるタブレットのデモ。タブレットそのものは別の記事で紹介した、サムスン製の試作モデルです。


5Gモデムの速度は、説明員によると「ギガビット対応」とのこと。ちなみに2017年10月にKTが公開した5Gテストでは3.2Gbpsを出した画像が公開されています。



タブレットの画面では、実際に選手たちの動きをリアルタイムに追いかけたり、高画質なストリーミング映像をストレスなく見ることができました。さらに今回のデモでは、以下3つの特殊なサービスによる視聴もできました。

・タイムスライス:フィギュア・ショートトラックの競技場に100台のカメラを設置し、空中回転のシーンなどを同時に撮影。映画「マトリックス」のように、後からそのシーンを自由な位置に動かして見られる

・オムニビュー:多数配置されたカメラを、アプリから自在に切り替えることができる。静止画ではなくライブストリーミングの映像を高画質で視聴可能

・シンクビュー:ボブスレーにカメラを設置し、リアルタイムの映像を配信。まるで選手になったような映像を見ることができる




こうしたサービスは、やろうと思えば3Gや4G回線でも可能ではあります。しかし5Gならば、ギガビットの高速に加え、遅延速度が少なく、しかも同時に多数の端末を同時に接続できます。ストリーミング映像を見るときも画面をタップすれば即座に動画が再生され、しかも途切れることなく、さらには画質も高解像度が確保できる、というわけです。



注目すべきはこれらのサービスが、トライアルとはいえ、実際に会場で利用できているということ。ともすれば来年以降、これらのサービスを使うことが当たり前になっているわけです。そしてその1年後、つまり2020年の東京オリンピックの時に5G回線の普及が進んでいれば、もはや動画を見るのにストレスを感じることがなくなっているでしょう。

水泳の飛込競技で飛び込むシーンを自分の好きな視点でスロー再生したり、マラソンで気になった選手を次々に切り替えて見たり、トライアスロンの選手の胸につけたカメラから競技中の走行シーンを見る......といったことを、誰もが自分のスマートフォンやタブレットで体験している。それが2020年の東京オリンピックなのです。

さて、こうした5G関係のデモは、オリンピック会場のKTのパビリオン内で行われていました。タブレット以外にも、5G後の世界の体験ゾーンとして、遠隔地の友人とリモートでホッケーゲームを楽しんだり、車の自動運転がもたらす未来の社会といった、硬めな内容の展示も行われていました。子供が見学に来ても、ゲーム体験と社会学習の両方が楽しめるという、優れた展示です。



ちなみに自動運転は、5Gの応用事例として大きく期待されています。それは5Gの持つ低遅延というメリットが活かせるため。

​​​5Gと聞くと高速、というイメージが先に来ますが、実はこの低遅延という点も重要なメリットです。例えば車に積んだカメラが障害物を検知して、その情報を元に自動的にブレーキを踏む指示を出す場合、4G回線では伝送遅延が大きく、結果として瞬時に動作させることができません。

しかし5Gならば遅延速度は1ミリ秒以下を実現でき、こうした場合でもブレーキを踏む指示を瞬時に受けることが可能となる、というわけです。



それでは5Gは現在、どこまで開発が進んでいるのでしょうか?韓国キャリアのKTはこの平昌オリンピックで世界初の大規模な商用テストを行い、2019年には国内全土で商用サービスを開始しようと考えています。またアメリカでもVerizonが現在国内でのテストを行っている段階です。

さらに日本でも最近、5Gテスト関連のニュースを聞くようになりました。日本では東京オリンピックに合わせてサービスが始まるでしょう。5Gはこの3カ国が先行中で、中国や中東が追いかけています。



今回は、サムスンのネットワーク事業部関係者に5Gの開発状況についても話を伺えました。同事業部の常務、申東洙氏によるとサムスンは韓国、アメリカ、日本のみならず、ヨーロッパのキャリアとも5Gのトライアルテストを行っているそうです。

5Gでは4Gよりも多くの周波数を使いますが、サムスンが現在一番力を入れて開発しているのが28GHz帯です。この周波数は帯域幅を広く取れるため大容量データ転送に適していて、しかも直進性に優れています。



しかしまだまだ28GHzの周波数の特性をつかみ切れていないため、商用化にむけトライアルを繰り返していくとのこと。28GHzの運用ノウハウが集まれば、39GHzや73GHzといった、5Gで採用予定のより高い周波数――これらの帯域は「ミリ波」と呼ばれます――への応用も可能でしょう。一方、6GHz以下の周波数の5Gでの利用は、既存の4Gのノウハウを活かすことができます。

平昌オリンピック会場での5G体験は、技術的なデモや遠い将来の話といった雰囲気ではなく、商用サービスを見据えた水準でした。実際にこれらを体験してみると、あと2年後の日本では、商用サービスとして同じ体験ができるのでは、と実感させてくれるものでした。

スマートフォンやタブレットからストレスの無いネットアクセスが可能になる――そんな時代はもう目前に迫っているのです。





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