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宇宙放射線による宇宙飛行士の記憶障害を予防する薬が開発される

アルツハイマーにも効くかもとのこと

Engadget US(翻訳 金井哲夫)
2018年5月22日, 午前11:30 in space
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矢崎 飛鳥, 10月29日
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[Engadget US版より(原文へ)]

宇宙放射線は、深宇宙のミッションに乗り出す宇宙飛行士に危害を加える最大の脅威のひとつです。なかでも、脳に対する影響が無視できません。記憶を妨害し、元気なシナプスを破壊してしまうのです。しかし幸いなことに、何粒か錠剤を飲むだけでそれが防げるかもしれません。

カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究者は、製薬会社Plexxikonが開発した薬が、宇宙放射線による記憶障害を予防する可能性があることを発見しました。マウスを使った実験では、放射線に被曝した免疫細胞(ミクログリア)が健康なものに置き換わり、記憶機能にダメージを与える炎症を予防することがわかりました。

重要なのは、その効果が長続きするということです。薬を与えられていないマウスは、3カ月間放射線に被曝した後に症状が出ていますが、被爆直後から薬を与えられていたマウスは、健康な行動をとっていました。これは何カ月間も深宇宙を飛行し、さらに長期間、放射線の影響を受けやすい場所で生活しなければならに火星有人飛行には欠かせないものとなります。

この薬は、意外に早く使えるようなるかも知れません。似たような化合物がすでにガンの臨床試験に使われているので、抗放射線薬が実用化するまでには、それほど大きな障害はないはずです。さらに、これが役に立つのは宇宙飛行士だけではありません。ガンの放射線治療の後の認知障害や、アルツハイマーなどの疾患の症状軽減にも応用できる可能性があります。

編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
原文著者:Jon Fingas




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