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暗所撮影にとことん強い「Pixel 3」が大活躍:ベストバイ2018

「Nexus 5Xの後継」という消極的な理由で導入したが

鈴木淳也 (Junya Suzuki), @j17sf
2018年12月29日, 午前11:00 in pixel 3
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Engadgetにて記事を執筆しているが、実際に私が扱うのは決済関連のネタばかり。ガジェットの購入はというと、新製品に飛びつくこともなく、iPhone 8でさえ発売から半年近くが経過した2018年1月に購入と保守的で、取材旅費関連の出費を除けば財布の紐もかなり固めだ。

そんな筆者だが、久々に発表と同時にオンライン発注して発売とほぼ同時に入手したガジェットがある。それがGoogleの「Pixel 3」だ。

以前のレビュー記事でも触れたように、もともと使い続けてきた「Nexus 5Xのサポート」が終了することを受けて、その後継としてPixel 3の購入に踏み切ったというのが経緯である。




筆者は「Google Fi(旧名:Project Fi)」というGoogleが提供するMVNOサービスのSIMを運用している。現在でこそ対象機種がかなり緩和されたものの、Pixel 3発表当時はまだ「Pixelを中心に米国で販売されている限定的な機種のみ対応」という厳しい条件があり、泣く泣く10万円以上するPixel 3を購入したわけだ。

このように割と消極的な理由で購入した最新ガジェットだが、実は使い続けるうちにその圧倒的な性能に驚かされることとなった。その最大の理由は「カメラ性能」。スナップ撮影でほぼ無敵に近い実力を発揮してくれる。

実際、Pixel 3を入手して以降、ほぼデジタル一眼レフなどのカメラを持ち歩かなくなり、取材時も望遠レンズを使ったステージ撮影でもしない限りは、手持ちのiPhone 7 Plusとの組み合わせで撮影をこなしている。

iPhone 7 Plusも数回のアップデートを経て写真撮影性能が大幅に向上したものの、暗所撮影や手ぶれ補正処理に難がある。だが、これらはPixel 3でほぼカバーすることができる。言葉を並べるよりは実際のサンプルを見た方が早いと思うので、Pixel 3を入手以降の2ヶ月間で撮影した写真をぜひご覧いただきたい。

暗所撮影と手振れ補正、そしてNight Sight

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▲まずは上海でお馴染みの夜景スポット「外灘」

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▲中国風の建物にお土産物屋やレストランが集まった上海で人気の観光スポット「豫園(よえん)」

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▲北京の王府井にある出店街

Pixel 3のカメラ性能を最大限に活かせるのは夜景などの暗所撮影だ。暗所ノイズもなくシャープな線が再現され、色味も比較的明るい。強い光源があることで周辺の映像が潰れてしまうこともなく、ある意味で「見たままに近い映像」をそのまま再現できる。

またPixel 3とともに過ごした2ヶ月間の旅程では、発売後のアップデートにより追加された「Night Sight」機能を使うことで、これまでのカメラでは非常に難しかった撮影が可能になる。

上海の外灘(がいたん)の画像が顕著だが、暗い部分を明るくするだけでなく、本来であれば両立しにくい夜景と手前の人物合成が可能だ。Night Sightでは、暗い場所を撮影した際に通常撮影時とは異なる色味が出ることがあり、工夫しだいでいろいろな撮影効果が期待できる。

また"AI"による自動補正機能により、通常のカメラに備え付けられた光学手振れ補正機能よりも、より強力な補正がかかるという裏技的特徴も備えている。例えば、日中の撮影においても、筆者のデジタル一眼レフやiPhone 7 Plusではシャッターを押す瞬間に一呼吸だけ完全に動きを止めないと手振れが画像に出てしまっていた。

しかし、Pixel 3ではそんなことはお構いなしに、歩きながら適当にシャッターを切っているだけで自動的にシャープな画像が出力されてくる。決定的瞬間に遭遇したとき、手元からスマートフォンを取り出して撮影しようとしたものの、手振れでうまく撮影できなかったというケースも少なくないと思うが、Pixel 3であればこうした状況でも貴重な一瞬を逃さない。

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▲パリ北駅にて、モニュメントとアーチ



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▲スウェーデンのオスロ中央駅の時刻表表示板。文字の細かい部分が潰れず、拡大して判別できる精度で撮影できる

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▲英ロンドンのヒースロー空港から飛び立つ飛行機から、ターミナル周囲を撮影したところ

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▲外灘を囲む歴史的建造物群。表現のシャープさに驚く

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▲急速に発展を遂げるAlibaba Groupの本拠地杭州の夜景

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▲フィンランドのヘルシンキ市内をNight Sightで撮影。露光時間が長いが、動く人もシャープにブレなく撮影できる


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▲クリスマス市で盛り上がるオスロ中心部。実際には周囲はかなり真っ暗なのだが(11月は午後3時過ぎに日没)、Night Sightで明るい状態になっている


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▲Night Sightで驚くのは、動く人物写真がごく自然に撮影できる点にある


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▲Pixel 3は手振れ補正も優秀で、瞬間的にカメラを起動してベストショットを見逃さず、かつブレなしでフレームに収めることが可能

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▲ノイズ除去処理も優秀で、筆者の他のカメラは真っ暗または露出過多になってしまうような映像でも、思ったように撮影できる。これは杭州市内を高層ホテルの窓から撮影したところ

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▲Night Sightの優秀さは、このように背景と手前の風景を両立した形で綺麗に撮影できる点にある

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▲手前は動き回る人で溢れているが、背景と自然に溶け込んで、視覚に近い状態で撮影できる

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▲夜中だが昼のような明るさで人々が映し出されている

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▲Night Sightが有効なのは夜だけではなく、朝焼けでまだ周囲が暗い状態でも有効。暗い部分の露出を上げつつ、朝焼けを自然な色で合成している

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▲こちらはNight Sightではないが、車で高速移動中の夜景も手振れや残像なしに綺麗に撮影できる

ズーム機能を撮影に活かす

Pixel 3でもう1つ面白いのはズーム機能だ。最大6倍までのズームが可能だが、望遠用の別レンズを持たないPixel 3では純粋にデジタルズーム処理によって拡大される。ただし、通常のデジタルズームと異なるのは"AI"による自動補完が働く点で、あまりデジタルズームによるアラが目立たない。

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▲ズーム機能を使うとサンフランシスコの坂も急勾配がわかる形で撮影できる。6倍ズームでやや色がのっぺりしているものの、ディテールは比較的きれいに補完されている

以前のレポートにもあるように、実際に引き延ばされた画像が自然に見えるかは基となった画像しだいではあるのだが、きっちりとはまれば非常に綺麗で面白い画像を作り出すことができる。Night Sightとの組み合わせも可能なので、単純にシャッターを切るだけでなく、ズームを組み合わせていろいろ面白い絵を作ってみてほしい。

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▲外灘周辺の建造物を3倍ズームで撮影したところ。夜景でもこのようにきれいに描写

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▲こちらもカンヌ旧市街のレストラン通りを3倍ズームで

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▲ズーム撮影を駆使すると、旧市街特有の通りの入り組んだ雰囲気を再現できる

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▲夕暮れ時のカンヌの旧市街方面を3倍ズームで撮影

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▲カンヌ旧市街の裏通りを3倍ズームで。ほぼ真っ暗な通りだが、Night Sightを組み合わせることで非常に明るくなる

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▲世界遺産である杭州の観光名所「西湖」の渡橋を3倍ズームで。夕暮れ時の微妙な色合いが出ている

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▲上海の虹橋駅を3倍ズームで。通常の画角だと駅構内の広さが表現できる一方で、人の密集感がいまひとつ。ズーム機能を組み合わせることで混雑さが表現できる


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▲ズームを使うと、通常では近付くと逃げられてしまう動物も簡単に大きな状態で撮影できる。暗い場所で被写体が動いていても、Pixel 3が自動的に補完してシャープな映像を作ってくれる

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▲ハワイのマウイ島で日没直前の夕陽を撮影。Night Sightと6倍ズームを組み合わせている


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▲こちらは飛行機から撮影した夕陽。3倍ズーム

見えないもの、撮れないものを撮る

Pixel 3のカメラ機能はそれ自体でも十分に楽しめるのだが、Night Sightをはじめとして、さまざまな追加のオマケ機能が用意されており、飽きさせない。特にNight Sightは「肉眼で識別しにくい物体や背景」まで暗闇から浮き上がらせてしまうこともできるので、驚きの連続だ。

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▲日没後に出発した「Sunset Cruise」のツアーで陸地方面に見えた船をNight Sight撮影したところ。実は周囲は真っ暗で、船の灯りだけが見えている状態だったが、Night Sightならやや不明瞭ながらも、陸地や船の形がはっきりとわかる

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▲Night Sightでは星空の撮影も可能。そのままではノイズ除去の過程で明るい星のみが記録されるが、加工処理中の段階でスクリーンショットを撮っておくことで、天の川は暗い等級の星も含めて観察できる

夜景だけでなく星空の撮影まで可能なのだが、そのまま画像処理をさせてしまうと「明るい星」のみが抽出され、ちょうど都会で見る星座のようなイメージになってしまう。今回、ハワイでクルーズ船に乗って陸地から離れたことで、都会では見られない暗い星々や天の川も肉眼で十分観察できた。

ただし、これをそのまま撮影してもNight Sightや通常の撮影では自動補完で明るい星以外は除去されてしまう。そこで、補正をかけている最中の画像がカメラアプリのプレビュー画面で表示されている点を利用し、途中でスクリーンキャプチャをかけることで、星雲なども含めて肉眼での風景に近い星空を再現することができるのだ。

これらはほんの一例だが、Pixel 3ではまだまだ面白い映像が撮影できるポテンシャルを秘めている。10万円というのは非常に高い金額だが、それだけの価値があったと今では思う。ぜひ、皆さんも驚きの映像の撮影にPixel 3でチャレンジしてみてはいかがだろうか。

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▲Pixel 3はいろいろ遊べる驚きのカメラ携帯だ。10万円という価格は非常に高いと思うが、十分に遊べて実用的な製品だといえるだろう





「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催



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