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レーザーで心拍を読み取るする生体認証技術、米国防総省が開発中。射程距離200m以上

心拍は偽装できません

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年6月28日, 午後02:00 in Security
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スマートフォンのロック解除などに使う指紋や顔認証といった生体認証はわれわれの日常生活の一部として浸透しつつあります。最近では米メジャーリーグがチケット発券に顔認証を使用しているほか、監視カメラと連動して歩き方の特徴から特定の人物を割り出すと言ったシステムもあります。

その生体認証技術に新たな方式が加わることになりそうです。米国防総省は、レーザー光線を使う生体認証技術Jetsonを開発中です。このシステムは最大200m離れた場所からレーザー光を人に照射して、心拍が引き起こす皮膚表面の動きで人物を識別します。

人々の心臓の動き方は独特なものであり、顔や指紋とは異なり偽装ができません。Jetsonで心拍を識別する際、レーザーの光を人の胸に当てますが、たとえばTシャツのような薄い衣類なら問題なく識別ができると言います。

とはいえ冬服の上着、コートやジャンパーといった厚手の服を着ている場合はレーザー光といえども心拍は読み取れません。また現時点では、少なくとの読み取りに約30秒の時間が必要であるため、実質的に読み取り対象が椅子に座るなどして静止している必要があります。そしてもちろん、人を特定するにはあらかじめ調べる人の心拍の特徴などのデータを保管した心拍データベースも必要となります。

Jetsonは正しい使用条件ならば認識率は95%以上とされ、その精度だけを見れば、すぐにも指紋や顔認証と同様に日常的に使われる可能性を秘めていると言えそうです。

この技術は数年前、ペンタゴンが公式文書中でテロ対策技術支援局(CTTSO)に開発を指示していることを明らかにしていました。この技術が一般向けでなく軍事的な側面や監視用途を持っていることは間違いありません。

ただ、軍事目的で開発された技術が平和的な目的に利用されることはよくあります。Jetsonの場合も遠隔での人物識別に限らず、たとえば病院なら入院患者のバイタル監視と心拍のチェックを、患者に触れることなく実現できます。自動車の運転席で常時ドライバーの心拍を監視しつつ、心臓発作など異状が出たときにドライバーを識別して自動的に救急へ連絡するといった応用も、もしかしたらできるかもしれません。そしてそれが実現する頃には、非接触の心拍認識技術がスマートフォンの顔認証を古くさいものにしてしまっていることでしょう。




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