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『こんにちはマイコン』をテキストに『PasocomMini PC-8001』を使ってみた:旅人目線のデジタルレポ 中山智

やっぱり『こんにちはマイコン』はバイブルに値するマンガでした!

中山智 (Satoru Nakayama), @yenma
2019年8月9日, 午前10:30 in Pc-8001
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矢崎 飛鳥, 10月29日
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旅人ITライター中山です。8月5日に開催されたNECの「PC-8001 40周年記念記者発表会」に出席してきました。発表会では既報のとおり、40周年を記念した13.3インチ画面のモバイルノートPC『PC-PM750NAA』と、PC-8001を手のひらサイズで復刻させたPC『PasocomMini PC-8001』が発表されました。

 
実は今回発表された『PasocomMini PC-8001』は、発表会に参加した記者に評価キットが配布され、筆者も入手してます。発表会後自宅に戻って早速モバイルディスプレーと接続し、電源を投入するとPC-8001互換のBASICが起動しました。

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▲評価キットとして配布された製品のパッケージ

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▲手のひらサイズでコンパクト

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▲背面のポートは電源用とキーボード用にmicroUSBが2ポートと、映像出力用にminiHDMIがひとつ

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▲モバイルディスプレーにセットしたらBASICが起動

ディスプレーに映し出されたBASICの画面を観ていて、ふと「アレを試したい」気持ちがむくむと沸いてきました。アレというのは「『こんにちはマイコン』をテキストにしながらPasocomMini PC-8001を使ってみたい!」ということ。

『こんにちはマイコン』といえば、すがやみつる先生によるパソコン少年のバイブルとも言えるマンガです。1982年に出版され、当時小学生だった筆者サトル少年も友だちの家で何度も読んだのを覚えています。ただ友だちの家にあったのは『こんにちはマイコン』の本だけでパソコンはなく、そこ書いてあることを実際に試すことはできませんでした。

結局筆者サトル少年がパソコンを入手したのは高校生になってから。PC-9801RX4が最初に購入した(というか買ってもらった)パソコンです。PC-9801RX4で『こんにちはマイコン』をとも思ったのですが、今度は逆に『こんにちはマイコン』が発売から10年近くがたっているため手元になく、興味はプログラミングではなくゲームばかりへ。

そんな筆者サトル少年が大人になりサトル中年となった2009年、『こんにちはマイコン』がeBookJapanより電子書籍として復活しました。約四半世紀ぶりに読む『こんにちはマイコン』は新鮮で、今回こそと思ったものの、マイコン世代のBASIC環境を用意するのがめんどうで結局試せずじまい。

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▲『こんにちはマイコン』と『こんにちはマイコン2』はeBookJapanから電子書籍化されている

それが、今回PasocomMini PC-8001を入手したことで、『こんにちはマイコン』をテキストとしてプログラミングできる環境がそろい、約40年越しで筆者サトル少年の夢が叶うわけです。ちなみに記事化の相談をエンガジェット編集部の担当に相談したところ「『こんにちはマイコン』はPC6001だから、そのままだと全部は動かないよ」と言われました。本当のパソコン少年は細かいところをよく憶えてますね。

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▲サトル中年のもとに『こんにちはマイコン』とマイコンが約40年かかってそろいました

筆者サトル中年は20年ほどこの業界にいますが、プログラミング自体はほとんど詳しくないのでさわりの部分にチャレンジ。まずは下記のページです。サトルがさとるから教わるあらしになったつもりで入力していきます。

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▲*1

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▲「ふむふむ」と、あらしになった気分で、とにかくマンガにあるとおりに入力


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▲*2

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▲マンガと同じように入力すれば、同じ結果になる

なるほどマンガのとおりになりますね。当たり前と言えば当たり前ですが、なにかをしてすぐに結果としてでるのはやはり楽しい。さらにページを進めて「たし算ゲーム」のプログラミングも入力してみます。

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▲*3

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▲複数行のプログラミングも試してみた

こちらはカタカナの入力に手こずりましたが、なんとか入力できプログラムも動きました。ちなみにカタカナとアルファベットの入力は「Ctrlキー」で切り替え。ローマ字入力ではなくかな入力なので、キーを探すのがちょっとめんどうでした。

プログラミングって楽しいですね! 当時の子どもたちが夢中になったのもわかります。三十数年前の筆者サトル少年の前に『こんにちはマイコン』とパソコンの両方が揃っていたら、もしかしたら別の未来があったかも。

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▲*4

ちなみに続編の『こんにちはマイコン2』では、さらに細かくプログラミングについて書かれており、上記のようなフローチャートの説明もあります。2020年に小学校からのプログラミング教育が必修化されたため、筆者もプログラミング教育に関連する取材を何度かしていますが、フローチャートの説明などは必ず出てくるポイントなんですよね。

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▲以前取材したインテル主催の子ども向けプログラミング教室の様子

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▲ビジュアルプログラミングはフローチャートを使ってプログラミングする

意外と勘違いされている人も多いのですが、「プログラミング教育の必修」の目的はプログラマーとしての技術を習得するのではなく、プログラミングによって論理的な思考を習得することとです。そのため低学年向けのプログラミング教育には、micro:bitのようにGUIでフローチャートとしてプログラミングを組み立てていく方法が採用されています。そう考えると、プログラミング教育は三十数年前から基本は変わらないですし、『こんにちはマイコン』がいかに先進的だったかもよくわかります。

令和の時代のパソコン少年を夢中にさせるような『こんにちはマイコン』の登場を期待しつつ、昭和の時代のパソコン中年である筆者はPasocomMini PC-8001で『表参道アドベンチャー』をプレイしたくなっています。どうにかなりませんか?

■出典
『こんにちはマイコン』(すがやみつる/イーブックイニシアティブジャパン)
*1:4章 P112、*2:4章 P114、*3:5章 P172

『こんにちはマイコン2』(すがやみつる/イーブックイニシアティブジャパン)
*4:4章 P155-156






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