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楽天の携帯参入、新たに判明した事実。関係者が右往左往(石川温)

10月1日は「ごく限られたユーザー」向けにサービス開始

石川温
2019年8月9日, 午後02:15 in mobile
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Ittousai, 9月20日
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ここ最近、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク関係者に会うと必ず聞かれるのが「楽天、いつ料金プランを発表するんすかね」という疑問だ。

10月に第4のキャリアとして新規参入する楽天。当然のことながら「低価格」で大手3社を攻めてくると思われる。

6月に新料金プランを発表したばかりのNTTドコモやKDDIは、楽天が発表していくる料金プランの内容によっては、微修正した新しい料金プランを発表してくる可能性が高い。もちろん、これまで静観の構えであったソフトバンクも、ワイモバイルで新料金プランを投入し、楽天に対抗してくるもの思われる。

3キャリア関係者にとってみれば「楽天がいつ料金プランを発表するのか」が気がかりであり、それに伴って「8月に夏休みをとっていいものなのか」が不安で仕方なかったのだ。

そんななか、8月8日に開催された楽天の決算会見。質疑応答で三木谷浩史社長に「料金プランなどはいつ発表するのか」と聞いたところ、「それは申し上げられません。競合の携帯電話会社さんは楽天の出方を見るというところもある。手の内を見せるのは良くない」と交わされてしまった。

しかし、その直後、楽天モバイルの山田善久社長から「9月上旬には具体的な話をしたい」との回答が得られた。

確かに、9月上旬というのはギリギリのタイミングだろう。9月中旬には例年、アップルが新型iPhoneを発表。翌週金曜日には発売日を迎える。

ソフトバンクの宮内謙社長によれば、今年のiPhone発売日は9月30日の10日前なのだそう。つまり、9月20日にiPhoneが発売となれば、それから10日間はiPhoneに注目が集まってしまい、楽天にとってはこのタイミングでの発表は得策ではない。

ちなみに、楽天のサービス開始日は、これまでは「2019年10月」としか語られていなかったが、今回の決算会見では幹部から「10月1日」という具体的な日付の明言があった。

10月1日の直前に発表しては遅すぎるということもあり、9月上旬が妥当な日程というわけだ。

サービス開始日が10月1日と聞いて、頭を抱えたのがテレビ局関係者だ。10月1日は消費増税初日であり、ニュース番組は消費税の話題で持ちきりとなる。この日にサービスを開始されても、ニュース番組で流れるのは数分、下手をするとヘッドラインとして1行のテキストだけで紹介されて終わる可能性もある。

テレビ局関係者としては大々的に楽天のサービス開始のニュースを扱いたい。しかし、どう考えても消費増税のニュースが優先されるとあっては、今から頭が痛いというわけだ。

当初は「限られたユーザー」にサービスを提供

もうひとつ、決算会見で新たな事実がわかった。楽天は、サービスを開始するにあたって「念には念を入れてホップ、ステップ、ジャンプの3段階でスタートする」(三木谷社長)というのだ。

10月1日は「ホップ」として、ごく限られたユーザーに対してサービスを提供する。「長い間、やるわけではない。サービスを提供し、安定的に運用できるかを確認する」(三木谷社長)として、数週間から2ヶ月程度、様子を見るというわけだ。ちなみに、基地局の準備もできており、サービス開始時には問題なく使えるようになるとのことだ。

その次の「ステップ」がインターネットでの契約を受け付けるというものだ。その後、全国での店舗展開することを「ジャンプ」としている。

「ホップ」の「ごく限られたユーザー」というのがどのようなものかに対しては言及はなかった。

基地局整備が充実している二子玉川周辺のユーザーだけなのか、これまで楽天モバイルを使い続けてきたユーザーなのか、それとも希望者を集めてくれるものなのか。

個人的には10月1日の朝に契約をして、速攻で、都内を練り歩き、あちらこちらでネットワークのつながりやすさや通信速度を試そうと思っていただけに、ちょっと拍子抜けしてしまった。

読者のなかにも「初日にゲットする」と意気込んでいる人も多かったのではないか。

この「ホップ、ステップ、ジャンプ」の話を聞いて、またも頭を抱えたのが先のテレビ局関係者だ。

テレビのニュース番組としては、もし10月1日に楽天のニュースを取り上げることができた場合、楽天ショップの店頭で、華々しくサービス開始を宣言する三木谷浩史社長を撮影しつつ、店頭で楽天モバイルを契約し、実際に使おうとするユーザーの映像を撮りたい。しかし、「ホップなスモールスタート」となれば、楽天ショップでのオープニングセレモニーもなければ、店頭での契約シーンも撮影できない。

下手をすると「10月1日に、楽天に選ばれたユーザーに端末が入った宅配便がひっそりと届く」という地味な映像になってしまいかねない。

料金プランの発表日は、キャリア関係者をやきもきさせ、サービス開始日はテレビ局関係者を悩ませる楽天モバイル。

「ジャンプ」までの間、楽天周辺の様々な関係者が右往左往する日々が続きそうだ。

(見出し画像はRakuten Optimismに登壇した三木谷浩史社長)



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