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アップルの店内限定ARアート『Amass』が予想外の楽しさ。手軽にデジタルトリップ体験

体験している人の表情が一番楽しめます。

Ittousai, @Ittousai_ej
2019年8月23日, 午後09:45 in Apple
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Ittousai, 9月20日
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アップルが直営ストアの店内限定で「展示」している拡張現実(AR)アート作品、『Amass』を体験してきました。

いわゆる現代美術の作品ですが、特に予備知識は不要。iPhoneがあれば、虹色に輝きくるくる回る絵文字のような「Ikonエレメント」で満たされた店内を探索する、実にトリッピーな体験ができます。アップルの直営店舗ならどこでも、予約不要ですぐ体験可能です。

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拡張現実アート『Amass』を体験する方法

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ARアート『Amass』の楽しみ方は、

1. iPhone 8以降にApple Storeアプリを入れる。(App Storeではなく、物理で買うほうの「アップルストア」アプリ)
2. 任意のアップルストアに行き、店内でApple Storeアプリを起動する。
3.「見つける」タブに自動で「拡張現実を体験しよう」が現れる。「[AR]Tビューアーを使って始める」をタップして開始

だけ。ARにありがちな最初の平面認識やマーカー認識もなく、いきなり始まります。画面だけでなく音も作品の一部として没入感に重要なので、AirPodsなどのイヤホン・ヘッドホン推奨です。

店内を軽くうろうろして、絵文字のような「Ikonエレメント」を集めるインタラクティブ要素はありますが、基本的にはスマホをかざして眺めて、ガンギマリ感あるキラキラ空間に身を浸すことを楽しめばOKです。

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画面下のボタンで、UI部品なしの写真や動画も撮影できます。特に覚えるべき遊び方や操作方法はありません。強いていえば、画面右端の縦線を左へスワイプすると、5種類の「Ikonエレメント」のうちどれを集めたか確認できます。


全種類集めると現れるボタンをタップすればフィナーレ。何が起こるかは実際に確かめてください。

アップルのAR推し戦略と[AR]Tセッション



スマホをかざすと仮想の物体が目の前に現れるARは、ポケモンやゲームのキャラクターと記念撮影したり、ポスターや商品パッケージから呼び出す広告、あるいは自撮り動画に仮想サングラスや猫耳やらを着けるARステッカーなどでおなじみです。

現在はいずれもギミック的な、別になくても良いような用途ばかりですが、ソフトとハードが進化した将来にはもっと主流に、もしかしたら「スマホの次」になり得る技術として、各社が積極的に手を打っている分野でもあります。

アップルも例外ではなく、iOSに ARの基盤技術 ARKit を組みこみ、娯楽から実用までAR活用アプリをグイグイと、傍目には「スマホやタブレットを掲げっぱなしで腕が疲れるアレを何でそんな必死に?」と思われるほど推してきました。

ストアで楽しめる『Amass』もその一環。アップルストアでは iPhoneやMacを使った作品作りやプログラミング講座などの体験セッション「Today at Apple」を無料で実施していますが、この夏からはARとアートが融合した [AR]T (エー・アール・ティー)と称して、米国のNew Museumとコラボしたセッションを展開しています。

iPhoneのARで触れる現代アート 『[AR]T 』がApple Storeで8月10日から開催

3つの[AR]Tセッションのうち、街を歩いて現実と溶け込むARアートを体験する『[AR]Tウォーク』は世界で6店舗のみ、国内ではApple新宿だけで実施。無料ですが要予約です。

iPadのプログラミングアプリSwift Playgroundsを使い、自分でAR作品を作ってみる『[AR]Tラボ』は新宿以外の店舗でも参加できますが、約90分の体験講座なので、開催日を調べて予約する必要があります。

最後の『[AR]T in the Apple Store』だけは予約不要。iPhone 8以降さえあれば、全世界のアップルストアでいつでも体験できます。これが『Amass』です。

買い物ついでにアプリを立ち上げるだけで体験できるため、グループで集まることもスタッフに声をかけることも不要。鑑賞後に「では作品の批評をグループディスカッションしましょう。右から順に感想をどうぞ」的なアレで穿った発言を求められたり、聞かされることもありません。

アーティストNick CaveとARインスタレーション『Amass』

『Amass』は特に鑑賞のためのお作法も知識も要らず、手軽に体験して写真や動画を撮って楽しめる作品です。強いて下準備をするなら、できれば誰かと一緒に体験することをおすすめします。

ソフトウェア側に複数ユーザー連動などはなく、ひとりでも同じ体験ですが、複数人ならば自分と同時に体験している人の反応や表情も含めて作品の一部になります。作者Nick Caveは、鑑賞者が参加者であり作品の一部になる要素で知られてきました。

ここに掲載した写真は iPhone XS Max で撮影。試していませんが、端末の処理能力でオブジェクトの数など描画品質がスケールするらしく、できるだけ高性能で画面の広い機種がおすすめです。

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『Amass』の作者 Nick Caveは米国の現代美術作家。コンテンポラリーアーティストとしては大御所で、作品はMoMAやスミソニアンなど多数の美術館に収蔵されています。

アップルの[AR]Tセッションでは、国内ではアップル新宿でのみ体験できる『[AR]Tウォーク』でも、街の広い空間を使ったインタラクティブAR作品『Accumul-Istic Quest』が Nick Cave提供作品です。

特に作家や背景について知らなくても十分に楽しめる作品ですが、逆に作者に興味を持ったかたのために、概要をかるく記しておきます。

Nick Caveの代表作は、鮮やかな色彩と模様の布や日常的なオブジェクトを使った、着る彫刻作品「Soundsuits」シリーズ。

アフリカのシャーマンや日本のナマハゲ、祭りで神や魔物に扮する被り物のような、拾った素材で作って極限までデコったムックのような、強烈なインパクトのある全身スーツ作品です(画像検索)

(名称の「サウンドスーツ」は、身に付けると物理的にシャラシャラと音を立てたことからの命名。ウェアラブル電子楽器ではありません)。

視覚的インパクトと同時に、全身を覆い性別や人種といったアイデンティティを遮断することで伝わるもの、素材に使われるさまざまなアイテムを通じた社会的・文化的な言及など、極めて現代的なテーマを扱った作品でもあります。

代表作のサウンドスーツの展示と、身につけたパフォーマンスなどで知られてきた一方、近年ではスーツだけでなく、広い空間を使ったインスタレーション作品も手掛けています。たとえばマサチューセッツのMuseum of Contemporary Artで2016年~2017年に開催した大規模インスタレーション『UNTIL』には、AR作品の『Amass』のように空間を埋め尽くす表現を物理的に実現した部分もありました。

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(Nick Cave Until, Massachusetts Museum of Contemporary Art)

単語としてのAmass は「集める」の意。特に貴重なものを大量に収集する、溜め込むといったニュアンスです。開始前に表示される解説は、

「『Amass』は芸術家Nick Caveが作り出す「Ikonエレメント」を集積した拡張現実インスタレーション。喜びへと向かう旅路における象徴的な道標を表現しています。5つのIkonエレメントを集めながら空間内を移動していくと、それらは指数関数的に増殖し、ポジティブなエネルギーに満ちた宇宙を一瞬のあいだ生じさせます」

「喜びへと向かう旅路における象徴的な道標」と言われれば、ハート、スマイル、ピースサイン、星といった「Ikon」の意味もまた違って感じられそうです。

とはいえ特に「作者が表現したいテーマはなんですか?」的な意味づけや言語化を気にしなくても、キラキラ光って鳴るアイコンに満ちた空間を歩くだけで、十分に楽しさ、多幸感、喜びの感覚はダイレクトに伝わります。



新宿店のみ・予約必須の[AR]Tウォークで体験できる作品『Accumul-Istic Quest』は、「Istic」なる不思議な生き物のような存在を自分で作り(形状・素材・動きの性格を選択する)、一緒に街を歩き、目的地までたどり着くと何かが起こる、という作品。Amassを楽しんだなら、こちらの『Accumul-Istic Quest』もおすすめです。




「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催



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