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ポルシェ初の電気自動車「タイカン」市販モデルがついに公開

日本での販売価格は2000万円以上?

Hirokazu Kusakabe
2019年9月6日, 午後05:00 in transportation
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Ittousai, 9月20日
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「ミッションE」という名前のコンセプトカーとして発表されてから4年。ついにポルシェ初の電気駆動車「タイカン」の市販モデルが発表されました。

レースで評判を高めたスポーツカー・メーカーとして知られるポルシェですが、同ブランド初の純粋な電気自動車は、十分な広さの後部座席とその乗降用ドアを持つ4ドア/4シーター車になりました。これは、先にこの分野でテスラの「モデルS」が成功を収めていることと、無関係ではないでしょう。

Porsche Taycan

車体の前後には1基ずつ、計2基の永久磁石同期モーターが搭載されており、それぞれが前輪と後輪を駆動させます。ソレノイドコイルのヘアピン巻線を採用することで、より多くの銅を組み込めるようになり、体積を変えずに出力とトルクを増加させたとポルシェは言います。

一般に永久磁石同期モーターは高回転時に効率が落ちてしまうという弱点がありますが、ポルシェはこれに2速トランスミッションを組み合わせ、高速走行時にモーターの回転を下げるという方法を採りました。1速ギアはポルシェらしい強力な発進加速を可能にし、2速ギアは消費電力を抑え航続距離を伸ばすことができるというわけです。

Porsche Taycan

リチウムイオン・バッテリーは前輪と後輪の間、つまりキャビンの床下に敷き詰められていますが、後部座席の足元に当たる部分にはバッテリーを置かず、ポルシェが「フットガレージ」と呼ぶ窪みが備わっています。後部座席の乗員はここに足を置ける(入れる)ことができるため、快適に座れる居住性を確保しながら、スポーツセダンらしい低くて流麗なルーフラインも実現できました。

Porsche Taycan

最初に発売されるモデルは「タイカン ターボS」と「タイカン ターボ」の2種類。車名に「ターボ」とありますが、もちろんターボチャージャーは装備されていません。ポルシェにとってターボとは単なる「過給器」というだけではなく、高性能モデルであることを意味します。

例えばポルシェの代表的スポーツカー「911」やSUVの「カイエン」は、(一部特別なモデルを除いて)全車ターボチャージャーが装備されていますが、「911ターボ」や「カイエン ターボ」は高性能グレードに相当します。タイカンも今後、「ターボ」が車名に付かないエントリー・レベルのモデルが今年中に遅れて追加される予定です。

Porsche Taycan

タイカン ターボとタイカン ターボSでは、フロントに搭載されたモーターの性能が異なります。どちらもローンチコントロール(急発進機能)を作動させると、オーバーブーストとして一時的にパワーが引き上げられます。タイカン ターボは最高出力680ps、最大トルク850Nmを発生し、0-100km/hまで3.2秒で加速。タイカン ターボSでは761psのパワーと1050Nmものトルクを発揮でき、0-100km/h加速は2.8秒となります。

テスラ・モデルS P100Dの2.6秒には後れを取りますが、ポルシェはこの性能が大きく落ちることなく、何度も(テストで10回は確認済み)発揮できると胸を張ります

Porsche Taycan

バッテリーパックの総容量は、どちらも93.4kWh。航続距離は最大でターボが450km、ターボSは412kmとなっています(オプション等の仕様によってはこれより短くなります)。

前後のモーターによって前輪と後輪に回生ブレーキ(最大265kW)が働くため、ポルシェによれば日常的な使用の約90%では、油圧式ブレーキを作動させずに済むとのことです。

タイカンは市販車として世界で初めて、800Vの高電圧システムを採用しているため、最大270kWで充電すれば、バッテリー残量の5%から80%まで、わずか22分30秒しか必要としません。遠くまで走るには、そんな充電ステーションの普及を待つ必要はありますが。

Porsche Taycan

内外装のデザインは、ポルシェのDNAを受け継ぎながら、新しい趣向も見られます。車体のサイズは全長4963mm、全幅1966mm、そして全高はターボは1381mm、ターボSがわずかに低くて1378mm。ホイールベースは2900mmです。車両重量(DIN)はターボが2305kg、少しだけ軽いターボSは2295kgと発表されています。

ダッシュボードは、湾曲したメーターパネルの隣に10.9インチのインフォテインメント用タッチパネルが備わります。助手席側のスクリーンはオプションです。エアコンの操作もタッチパネル式。「ヘイ、ポルシェ」と呼びかけて、音声コマンドで操作することも可能です。

「持続可能な」クルマとして、タイカンではシート表皮に動物の皮革を使ったレザーは一切用意していません。代わりに「革新的なリサイクル素材」が使われています。

Porsche Taycan

フロントにもリアにもエンジンを持たないため、タイカンは車体の前後に荷室を備えます。容量はボンネット下が81リッター、キャビンから独立した後方のトランクは366リッター。2020年の終わりまでには、より広くて使い勝手の良い荷室とハッチゲートを備える「タイカン クロスツーリスモ」が登場する予定です。長尺物をポルシェのEVで運びたい人は、それまで待ちましょう。

日本での販売価格はまだ発表されていませんが、米国ではタイカン ターボが15万3310ドル(約1640万円)から、タイカン ターボSが18万7610ドル(約2007万円)からとなっています。911ターボや911ターボSより少しだけ安い、ということですから、日本では2000万〜2500万円くらいになるかもしれません。

既に世界中で2万人の人が予約金を支払っており、その半数はこれまでポルシェを購入したことがないそうです。

Porsche Taycan

ちなみに、ポルシェ・ブランドから発売される電気自動車はこのタイカンが初ですが、「ポルシェ」の名前で呼ばれる電気自動車は100年以上前に存在しました。ヤーコプ・ローナー社に在籍していたフェルディナント・ポルシェが開発した「ローナー・ポルシェ」と呼ばれる電気自動車です。

1898年に発表されたこのクルマは、幌馬車のような4輪車の前輪にハブモーターを組み込んだ乗物でした。1900年にはフェルディナント自ら運転してレースに出場し、当時の電気自動車の記録を大幅に上回る平均速度40km/hを記録したと言われています。

後に独立したフェルディナントが設立した設計事務所が、現在のポルシェ社(Porsche AG)の前身となります。

Gallery: Porsche Taycan | 17 Photos

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Source: Porsche
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