富士通研究所が指輪型入力デバイスを開発。空中に文字を手書き、NFCタグでアプリ起動

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2015年01月15日, 午後 04:39 in Fingertip
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富士通グループの先端技術研究開発を担う子会社 富士通研究所 が、空中で文字入力ができる指輪型のデバイスを開発しました。

モーションセンサーを利用しており、たとえば HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を使っていてキーボードやマウスの操作ができない場合でも、空中に文字を書いてアプリなどに入力できます。富士通は昨年2月、グローブタイプの入力デバイスを開発していましたが、今回の指輪型はそれをさらに発展させつつ、同時に軽量化も果たしました。

指輪に内蔵するモーションセンサーは加速度、ジャイロ、地磁気センサーの3種類。空中に書いた文字を軌跡で捉え、Bluetooth で接続したコンピューターへ入力します。

通常の手書き入力なら文字の一画一画が明確に分かれていますが、空中に書いた文字はその軌跡、つまり一筆書きの状態でしか認識できません。そこで富士通は指先の動きを解析して、線と空白部分を認識させる技術を開発しました。

漢字を含む文字を認識可能で、特に数字の認識率は95%を達成。HMD とこの指輪型デバイスの技術を組み合わせて使えば、工場の現場で日常的に行われる計器類の巡回記録作業などに、記入用紙やタブレットPCなどを携行する必要がなくなります。
さらに指輪型デバイスには NFC リーダーも搭載しており、ワークや製品に貼った NFC タグを読み取ってアプリの起動や、作業指示書などの入力フォームを呼び出すこともできます。指輪状なので、手に工具を持ったまま文字入力ができるのも、現場の作業員にとっては大きな利点となりそうです。

富士通はこのデバイスの操作性などを現場で検証し、2015年度内の実用化を目指すとしています。


蛇足ですが、この指輪型デバイスと同様に現場の作業効率化に役立つ HMD 応用デバイスとしては、ロサンゼルスの DAQRI が開発する Smart Helmet があります。戦闘機用 HMD にも似たヘルメット型で、頭部に仕込まれたカメラでオペレーターの視界にあるものを認識します。

Android で動作するソフトのカスタマイズにより巡回経路を HMD に矢印表示したり、指示計器を自動で読み取ってその数値を記録、値が適正かを自動判別する機能などを構築可能です。またスマートウォッチを入力デバイスとして使うことも想定しています。
 
 
いずれの機器も生産現場の効率を上げるとともにオペレーターの作業環境を改善するものであり、早期の製品化実現に期待したいところです。
 
 

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