テスラのEVトラックが約3200kmを単独走破。既存の充電スタンドにつなぐ「延長コード」携え

Megachargerを設置すれば延長コードは不用に

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年08月28日, 午前 11:00 in transportation
0シェア
今年前半、テスラのEVトラックテスラ・セミは、まだプロトタイプながらすでにテスラのバッテリー工場Gigafactory 1からフリーモントの工場までで最初の貨物輸送を実施しました。そして現在は、フリーモントから約2000マイル(約3200km)も離れたアーカンソー州の運送業者J.B.Huntの拠点にその姿を表しています。

テスラはまだセミトラック用の充電スタンドMegachargerを設置できていませんが、イーロン・マスクCEOはセミトラックが今回、一般EV用のSupercharger網を利用しつつ単独で目的地に到達できたとしています。テスラがところどころに設置しているEV充電スタンドSuperchergerは、Model SやModel Xなど通常のセダンやSUV型EVの充電を想定しているため、その区画内にセミトラックを停めるスペースがありません。そのためマスクCEOは今回の走行距離の半分、1000マイルの長さの(フリーモントかアーカンソーどちらかの充電設備に接続できる)「延長コード」を作ったと、お得意のジョークを飛ばしていました
ただ、行程途中にあるSuperchargerで実際に充電中のテスラ・セミを目撃した人は、Electrekに対し「延長コード」はテスラセミの複数の充電コネクターから複数のSupercherger充電器に接続されていたと話しました。これが本当なら、米国内を走る何千台ものほかのトラックや一般のEVにとっては、複数の充電器を専有するようなEVトラックはあまり印象が良くないかもしれません。

米国を横断するほどの単独長距離走行は、(J.B. Huntを含む)テスラ・セミを予約済みの企業を安心させるPRの意味もあるかもしれません。とはいえ、それでもまだいくつかの疑問は残されます。たとえばSuperchargerを使ったとして、テスラ・セミの充電時間はどれぐらいかかるのか。またMegachargerが整備されていない状態でドライバーがどれほどテスラのセミトラックを信頼できるかetc...。

当然ながら、単独で米国を横断できるほど長距離を走れたことは、テスラ・セミにとって重要なステップです。ただ、Megachargerの整備をはじめとして、まだまだテスラにはやらなければならないことがたくさん残っているようです。

TechCrunch 注目記事「新型コロナの影響で自宅待機中のTechCrunchスタッフを熱中させているもの

新型コロナウイルス 関連アップデート[TechCrunch]

TechCrunch Japanへの広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com まで。媒体概要はメディアガイドをご覧ください。

関連キーワード: electricvehicle, elonmusk, ev, gear, semi, semitruck, tesla, transportation, truck
0シェア