Xperiaの5G版? 「3Gbps出せる」ミリ波スマホが展示

燦然と輝く5Gロゴがまぶしい

石井徹(TORU ISHII)
石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2019年02月26日, 午前 06:40 in Android
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ソニーモバイルミリ波スマホ

「MWC 2019」のソニーブースでは、新発表のXperia 1のほかにも5Gスマートフォンのプロトタイプモデルが展示されています。

そのプロトタイプは、「Xperia 1」をベースとして5Gで使われる周波数帯の一部「ミリ波帯」をサポートで通信できるよう改造されたもの。

ソニーモバイルミリ波スマホ

モバイル通信は特定の周波数の電波を流して、信号をやり取りする技術です。現在主流となっている4G LTEまでの世代では、6GHz以下の『低い周波数』が主に中心に利用されてきましたが、5Gでの進化の1つとしてミリ波帯と言われる『今までよりも高い周波数』の利用が注目されています。

今までを低い周波数帯のみを使っていたのはなぜかというと、低い周波数帯は障害物に強く、遠くまで届くから。音に例えると低音が壁を伝わって隣の部屋まで響くのと似ています。一方、高い周波数帯は、多くの帯域を使える(≒一度にたくさんのデータを流せる)というメリットがある一方で、障害物に極端に弱いというデメリットがあります。

5Gで実用化が検討されているミリ波帯は24GHz~100GHzまでとなっていますが、ソニーモバイルは28GHz帯で700MHzという帯域幅で実験を行っています。会場の説明員によると、その条件では最大で3Gbpsほどの速度を出せるとのことで、まさに固定回線並みの速度のモバイル通信が実現できることになります。

ソニーモバイルミリ波スマホ

ただし、ミリ波帯はやはり障害物に弱く、スマホと基地局アンテナの間に、たとえばヒトの手のような障害物が入っただけで通信が難しくなるといいます。また、展示されていたプロトタイプモデルでは上下にミリ波帯用のアンテナを追加された上で、放熱対策のために厚みも増しているとのことでした。

ソニーモバイルミリ波スマホ

ミリ波帯5Gを実用化するには、基地局側の配置の工夫や効率的に電波を飛ばす工夫に加え、端末側のアンテナ設計や発熱対策といった工夫も必要になってきそうです。ただし、数年前に基地局装置メーカーが行っていた実証実験と比べれば、基地局も端末(スマホ)もかなり小型化し、ほぼ現在の4Gスマホと同じサイズに近づいています。5G時代が目前に迫ってきているということでしょう。
 
 

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