iTunesがなくなった「macOS Catalina」で後継アプリを試してみた(井上晃)

iTunes Store表示方法は一癖あるので覚えておきましょう

井上晃(AKIRA INOUE)
井上晃(AKIRA INOUE)
2019年06月25日, 午前 07:45 in apple
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ITコンシェルジュ結局「iTunes」がなくなったら、どうなるのか──。WWDC19で発表された「macOS Catalina」について、パブリックベータが公開され、気になるアップデートの詳細が少しわかってきました。本記事ではiTunesの役割を引き継ぐFinderと新しい3つのアプリについて、レポートします。

デバイス同期にはFinderを使う

既報の通りmacOS Catalinaでは、Apple製デバイスを接続して同期する際、iTunesではなく「Finder」を使うことになります。百聞は一見に如かずということで、早速手持ちのiPod touchを使って試してみました。



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まず、USB Type-C-Lightningケーブルで、MacBook ProとiPod touchを接続します。Finderを起動すると、左のカラムに「iPod touch」が表示されるので、これを選択。画面に「このコンピュータがこのiPod上の情報にアクセスするのを許可するには、"ペアリング"をクリックします。と表示されるので、「ペアリング」をクリックします。

続いて、iPod touch上で、設定しているパスコードを入力し、接続を許可しました。

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「iPodを同期」の画面で「はじめよう」をクリックすると、同期がスタートします。幸い、購入したばかりの新しいiPod touchにはあまりデータを保存していなかったので、今回の同期はスムーズに完了しました。

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同期が完了すると、かつてのiTunesのような画面が現れました。上部には、「一般」「ミュージック」「ムービー」「テレビ番組」「Podcast」「オーディオブック」「ブック」「写真」「ファイル」「info」とタブが表示されています。

上記は「一般」タブの画面。「ソフトウェア」欄には、アップデートに関する情報も表示されているのがわかります。バックアップに関するカスタマイズも行えます。

Music、Podcast、TVの使い勝手はiOSに近い

Music、Podcast、TVアプリに関しては、メニューバーからApple IDでサインインすると、3アプリとも共通して同じアカウントの情報が同期されるようでした。これらのアプリに関しては、従来のmacOSには存在しなかったので、iOSのアプリが比較対象になります。手元のiPhoneと比べてみたところ、基本的な項目は統一されており、「ライブラリ」はカラムの下部に並ぶように表示される傾向がありました。

まず、Apple Musicを有効にしたMusicアプリがこんな感じ。

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左端のカラムには、上から「Apple Music」「ライブラリ」「プレイリスト」、という3項が並びます。従来の「ライブラリ/For You/見つける/Radio/ストア」と並んでいたiTunesのタブよりもかなりわかりやすく整頓されている印象です。

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気になる「iTunes Storeはどこいったの?」の答えとしては、「Musicアプリの検索結果にiTunes Storeにある楽曲が表示される」です。ただし、メニューバーの「表示」>「iTunes Storeで表示」を有効にしていないと、表示されない仕組みになっていました。

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例えば、Apple Musicには表示されないアーティストの楽曲を検索するときには、これを有効にしておき検索します。画面右上に「Apple Music/ライブラリ/iTunes Store」と表示されるようになるので、「iTunes Store」をクリックすると、楽曲が購入できます。

なお、iTunes Storeにおける支払い情報などについては、メニューバーの「アカウント」にある「マイアカウントを表示」から確認することができました。

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続いて、Podcastは上記のような画面になります。iTune内からPodcastを選択するのに比べると、格段に起動しやすくなりました。レイアウトもiTunes時代のものからかなり変更されています。

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機能的に大きな変化はありませんが、注目すべきは「ランキング」という項目が作られていたことでしょうか。人気のコンテンツにアプローチしやすくなったことは歓迎したいところです。

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そして、Apple TVアプリについては、「今すぐ観る」「映画」「ライブラリ」の3つのタブで表示されます。ちなみに、従来のiOSのアプリでは「映画」のタブは独立しておらず、「今すぐ観る」の中にあるカテゴリとして用意されていました。

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上記がその「映画」タブの画面。ドラマなどを含まず、映画のみを表示したい場合には、すっきりとしていて探しやすいように感じます。

そもそも、iTunesではコンテンツを視聴するまでの流れが面倒だったので、Apple TVアプリになるだけで、動画コンテンツを購入・レンタルして視聴するハードルはかなり下がったのではないでしょうか。

もしかすると「iTunesがなくなると聞いて不安」という人もいるのかもしれませんが、筆者が使ってみた印象としてはその逆で、iTunesが解体されたことでかなり使いやすくなったと感じました。もちろん、同期にFinderを使うことや、iTunes Storeの表示方法などは覚えておかないと戸惑うと思うので、正式版をアップデートをした際には使い方を再確認しておきたいですね。

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