アコーディオンのような三つ折りスマホ、中国TCLがプロトタイプを披露

名前も動く画面もないプロトタイプですが、フォルダブルの可能性はまだ広がりそうです

石井徹(TORU ISHII)
石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2019年10月28日, 午後 12:10 in mobile
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TCL FoldableTyler Lizenby/CNET

画面が折りたためるフォルダブルスマホといえば日本ではGalaxy Foldがついに発売にこぎつけましたが、また新たな形態が登場したようです。

中国TCLのプロトタイプモデルは「三つ折り」形状を採用。右側のヒンジを内開き、左側のヒンジを外開きにすることで、アコーディオンのようにパタパタと折りたためるスタイルを実現。開けば10インチの大画面で、たためば分厚い縦長スマホとして使えるものです。

このプロトタイプはTCLが米CNETに披露したものですが、CNETによると名前や発売時期などは明らかにされず、動作する画面もなかったとしており、現段階では新しい形状の提案にとどまっているものと言えます。

先行して製品化されているGalaxy Foldでは、ヒンジ部の設計に難航し一度発売を延期した経緯があり、ライバルHUAWEI Mate Xも同様の問題を抱えていたためか、発表から10か月ほど経過してようやく発売時期が明らかになった状況です。

▲Galaxy Fold
TCLのプロトタイプモデルも実際に製品化する場合はヒンジ設計の問題に直面します。すぐに製品化されることはおそらくないでしょう。いずれにせよ、TCLはこの他にも外開き、内開き、縦折り型などの形状サンプルを公開していることから、フォルダブル製品を投入する計画自体は進めているものと思われます。


▲TCLが「MWC 2019 Barcelona」で展示したフォルダブルのコンセプト
ちなみに、三つ折りスタイルのフォルダブルスマホのコンセプトが公開されるのは、今回が初めてではありません。中国Xiaomi(シャオミ)は三つ折りスマホのティザー動画を2019年1月に公開しています。シャオミのコンセプトモデルは折り方がTCLのものとは若干異なり、両側の折り目が外開きというスタイルでした。


ほかにもシャオミは「Mi Mix Alpha」という製品を投入しています。これは折り曲げられるディスプレイを使い、側面から背面にかけて一続きのディスプレイで被ってしまうというスマートフォンで、フォルダブルのヒンジ問題を避けた形での製品化と言えます。

▲Mi Mix Alpha

現実にはヒンジの設計問題が立ちはだかるとはいえ、フォルダブルディスプレイの使い方にはまだまだ発想の余地がありそうです
 

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