米マサチューセッツ州警察、ロボット警察犬を試用中。Boston DynamicsのSpot使用、移動式監視カメラとして

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Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年11月26日, 午後 05:30 in Robots
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Boston Dynamics/MA State Police/TechCrunch
Boston Dynamicsが開発する犬型ロボットSpotの活用方法を模索中ですが、アメリカ自由人権協会(ACLU)と米国のラジオ局WBURは、米マサチューセッツ州警察の爆弾処理班が8月から11月にかけてこのSpotをリースしていたことを伝えました。

Spotがどのような役割を与えられたかまでは定かでなかったものの、州警察のスポークスマンは取材に対し危険物が仕掛けられたと想定される場所を見回る「移動式監視デバイス」としてロボット犬の可能性を試したと述べました。2頭のSpotは、訓練目的での使用につづいて、2つの実際の事件に投入されたと州警察は述べています。自律歩行するロボット犬の働きぶりについて警察からの話はありませんが、ソフトウェアのカスタマイズや武器の搭載については否定しています。

Boston Dinamicsはロボットのライセンス条件として「人を傷つけたり脅す目的での使用」を禁止しています。そして、ロボットを販売でなくリース提供にしているのは、これらの機械が平和的利用を目的とした物だからだとWBURに説明しています。

しかし、ACLUは警察によるロボットの利用に関する透明性が一般的に不足していると警告します。州警察​​は、ロボットの使用に関する規定があるかどうかを明らかにせず、警察機関へのACLUの記録開示請求からもそれを示すものは見つかりませんでした。とすれば、たとえば捜査令状の記述ひとつで、ロボットに武器を装着し、犯罪者のもとへ向かわせるといったこともできてしまうかもしれません。

マサチューセッツ州警察当局は、Spotを含むあらゆるロボットを武装したことはないと述べています。ただし、2016年にはダラスの警察が爆発物処理ロボットに爆弾を搭載して警官を含む5人を殺害した立てこもり犯の元へ送り込み、その犯人を爆殺した事例が発生しています。これは軍事目的でないロボットが殺人に使用された初めての例とされ、当時議論を巻き起こしました。

 

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