「Mi 10」「Mi 10 Pro」が海外発表、1億画素カメラなど強力スペックでコスパアピール

スマホは最大50W充電なのに独自規格の65W充電器が付属。何を充電するの……?

石井徹(TORU ISHII)
石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2020年03月28日, 午前 12:32 in xiaomi
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Mi 10
シャオミは3月27日、フラッグシップスマホ「Mi 10」「Mi 10 Pro」のグローバル版を発表しました。

といっても、すでに中国では発表されているモデル。今回はGoogle Play搭載の欧州版発売にあわせて価格が公表された点が最大のトピックになります。

"ソフトウェアとインターネットサービスの会社"を標榜するシャオミですが、発表ではカメラ機能を除き、スマホのハードウェアスペックについての説明に注力。Galaxy S20 UltraやiPhone 11 Proといった競合機種に対して価格だけでなくスペックでも優位性があるとアピールしました。

Mi 10
Mi 10

■スペック

ディスプレイは、6.67インチ有機EL。発表ではiPhoneやGalaxy S20を引き合いにパンチホール型のインカメラが目立たないことがアピールされましたが、他にもHDR 10+対応や90Hz駆動などの特長があります。

また、ディスプレイの表示ムラを表す尺度がプロモニター並みの「△E 1.1以下」というにわかには信じがたい精度であることも紹介されています。

Mi 10
Mi 10

このほかユニークなアピールとして、「左右の内蔵ステレオスピーカーが同じサイズであること」にも言及されています。スマートフォンのステレオスピーカーは通話用のスピーカーを流用するなどして配置が左右均等ではないことが多いのですが、シャオミでは左右均等に配置したことで均整なサウンドが実現できると紹介します。

Mi 10

Mi 10無印とMi 10 Proの主な違いはカメラとバッテリー。このうちバッテリーでは、Mi 10が30W、Mi 10 Proが50Wの急速充電をサポートします。付属のACアダプターはなぜか端末を上回る65W充電対応品を付けているのはシャオミのお茶目さでしょうか(付属の充電器のUSB A端子なため、少なくとも汎用性の高いUSB PD対応ではなさそうです)。

Mi 10のバッテリー容量は4780mAh。高速対応充電対応のため、Mi 10 Proの搭載バッテリーは4500mAhとやや少なめです。なお、スマホからQi対応機器を充電する「ワイヤレス逆充電」の機能も搭載しています。

Mi 10Mi 10
Mi 10
Mi 10▲筆者は多くスマホ発表会を取材していますが、付属充電器の比較スライドは初めて見ました......

チップセットはSnapdragon 865搭載、メモリは6GB(最新のLPDDR5規格)、ストレージは256GB(最新のUFS 3.0規格)を搭載しています。

Mi 10


発表ではSnapdragon 865のアーキテクチャや、Wi-Fi 6がなぜ速いか(OFDMA規格の説明)などスペックというよりも対応しているチップセットや規格についても綿密に紹介し、ついでにWi-Fi 6対応ルーターも発表。おまけになぜかWi-Fi 5のみ対応の低価格なルーターもちゃっかり発表しています。

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▲スマホの発表会でWi-Fi 6の技術についてそこまで詳しく説明する......? と首をかしげていたらしれっとWi-Fiルーターの新モデルを紹介

Mi 10▲大ざっぱすぎるスペック比較で優位性をアピール
Mi 10
Mi 10

■カメラ

カメラは両機種とも1億画素(108MP)のセンサーを中心とした構成で、GalaxyやAQUOSの5Gモデルと同じく、8Kビデオ撮影機能も特徴としています。

シャオミとサムスンが共同開発した108MPセンサーは、日本でも発売されたMi Note 10シリーズに次ぐ採用で、高解像度な写真と明るい写真が撮れるのが特徴です。

AIによるシーン判別、Vlogが撮れるビデオ撮影、モーションブラー撮影、960fpsのスーパースローモーション撮影など、昨今のハイエンドスマホで取り入れられている機能はおおよそサポートしています。

Mi 10
Mi 10
Mi 10/Mi 10 Proはどちらもクアッドカメラ仕様ですが、メインの1億画素カメラ以外の構成が異なります。

Mi 10は1億画素カメラのほか13MPの超広角カメラ、2MPの深度センサー、2MPのマクロカメラを搭載。ポートレートやマクロなどは1億画素カメラをサブカメラが補う形で稼動します。

Mi 10 Proは1億画素カメラに加え、20MPの超広角カメラ、12MPのポートレートカメラ、8MPの10倍ズームカメラを搭載。画素補完などの技術によって0.6倍から50倍のデジタルズームを可能としています。

Mi 10

Mi 10

■価格は妥当なライン

さて、肝心の価格はMi 10が799ユーロ(約9万5000円)で、Mi 10 Proは999ユーロ(約11万9000円)。確かに競合製品よりも割安ではあるものの、強烈なお得感があるわけでもなく、妥当なラインと言えるでしょう。
Mi 10

シャオミは2019年に日本に参入し、スマホMi Note 10シリーズを日本向けに発売した実績があります。その時の販路はAmazon.co.jpのみの「スモールスタート」でしたが、実績は実績です。この新製品Mi 10/Mi 10 Proの日本での発売も期待したいところです。

ただし、すでに中国で発表済みのMi 10シリーズよりも注目に値する製品が同時に発表されています。それは廉価版の「Mi 10 Lite 5G」。日本ではauが5Gサービス第一弾のラインナップとして世界に先駆けて発表していますが、5Gスマホとしては群を抜く安さを誇るシャオミらしいモデルです。

「Mi 10 Lite 5G」について詳しくは以下の記事をご覧ください。

関連:au版も出るMi 10 Lite 5Gは349ユーロ。シャオミが海外発表


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