最近あらゆるところで目にするようになったSurface Pro 3。ペン対応の12インチ高精細画面でタブレットとしての携帯性を備えつつ、キーボードカバーと合体すれば高性能ノートPCとしても使える、マイクロソフト純正のWindowsデバイスです。

軽量薄型ながらフルのWindows 8.1が動くことに加えて、ペン先が細く筆圧も感知するSurfaceペンで手書きメモやお絵かきにも、ウィンドウを並べて使いやすい縦横比3:2の高精細画面と純正Officeでお仕事にも、さらに本体800gで9時間駆動の軽量モバイルノートにも、とマルチタレントな点が好評を博しています。





このマルチタレントなSurface Pro 3の活用シーンを探るべく、4コマ漫画家で人気メイドカフェ経営者、さらに秋葉系文化人としてマルチに活躍される『総メイド長』こと有井エリス氏にSurface Pro 3を試していただきました。

 

「これ1台」に到達したSurface Pro 3


Surfaceといえば、かつてのソフトウェア専業からサービス&プラットフォームズ企業へと進化しつつあるマイクロソフトが、初めて自社で独自開発したWindows タブレット製品シリーズ。

新しいWindowsと新しいPCの可能性を示すべく、製法から独自開発した蒸着マグネシウム筐体や、背面に一体化したキックスタンド、マルチタッチ&デジタイザペン対応は初代から大きな話題を集めました。

なかでも三代目にあたる最新モデル Surface Pro 3 は重さや駆動時間といった従来モデルの課題を乗り越え、フルHDを大きく超える2160 x 1440 高解像度の12インチ画面や第4世代Intel Coreプロセッサを搭載しつつ、重さは1kgを軽く切る800g、厚さ9.1mm、さらにバッテリー駆動時間は最大約9時間と、シリーズのひとつの到達点といえる完成度の製品です。

Surface Pro 3を『総メイド長』がテスト



Surface Pro 3の筆圧感知ペン入力や軽量・長時間駆動、タブレットにもお仕事用ノートにもなるマルチな点を評価するにはマルチな才能の持ち主が最適、ということで、人気カフェオーナー兼 漫画家の有井エリスさんにお話をうかがいました。

有井さんは秋葉原の人気カルチャーカフェ『私設図書館シャッツキステ』のオーナー経営者。また複数の連載を抱える漫画家でもあり、さらにクラシックな黒ロングワンピースにエプロン姿でみずから給仕にも立つ『総メイド長』として知られる人物です。

(総メイド長こと有井エリス氏。著書に『私設図書館シャッツキステへようこそ! エリスとゆかいなメイドたち』(エンターブレイン)。)

総メイド長のSurface Pro 3ファーストインプレッション

(総メイド長 (床))

パーム ブロックを「発見」


長らくWindowsユーザーだったものの、最近は自宅用にMacBook Proと液晶ペンタブレットCintiq、外出先ではMacBook Airを使っているという総メイド長。Surfaceは店頭や周囲で使っているところを見かける程度で触ったことはなかったとのこと。

みずから認めるガジェット好きらしく、Adobe Photoshop や Illustratorも入っていることを見つけるとさっそくペンを取って描き味を試し始めました。ショートカット派の総メイド長はSurfaceを平らに倒しつつ、タイプカバーも付けたまま両手で操作するスタイル。

 

「あ、普通にそのまま描けるんですね………(ペン先と線や筆圧、ボタンの機能を確認しつつ)。 iPad用のスタイラスを試したこともあるのですけれど、比べるとこちらのペンはお絵かきペンタブ用のペンにかなり近くて、描き心地が良いです

「以前、スタイラスを使えばiPadでラフが描ける! と思って試してみたのですが、そのときは手が触れてしまうたびに大変なことになって。Surfaceだとペンしか反応しないので安心して手を置いて描けますね……あれ?でもさっきは指でタッチしてましたよね??(指で画面をつつく)」



ペンとマルチタッチに両対応しつつ、ペン先が画面に近いときは手のひらを無視するパームブロック機能はSurfaceの売りのひとつ。さすが総メイド長、聞く前に自分で(再)発見しました。


データ移動はUSBもクラウドも


Photoshopのほか、執筆用にMac版を常用しているイラスト・マンガ制作ソフト CLIP STUDIO PAINTもテスト。こちらも滑らかに描ける、UNDOボタンがすぐ上にあってキーボードなしのタブレットスタイルでも使える、との評価。仕上げ用途には少し重さを感じるものの、ラフを描くにはまったく問題ないとの判定が下りました。

またお絵かきツールとしてはデータの移動にも注目。Surface Pro 3にはマイクロSDスロットに加えてフルサイズのUSBポートがあるため、USBメモリやカードリーダーなど、自宅のPCで使っているものはそのまま使えます。

また従来のデスクトップアプリが使えるWindows PCなのでファイル形式や連携で手詰まりになる心配が少なく、クラウドがフル活用できるのもSurfaceの魅力です。総メイド長は「Dropbox派です」とのことで、今回はDropboxを使いました。



 

Office Premiumを標準搭載。OneDrive 1TB使用権1年分(※)も


Surface Pro 3は Office Premium を標準搭載。プリインストールのデスクトップ版 Office アプリは同じ本体であるかぎり永続的に最新版にアップデートできます。加えて「Premium」には、スマートフォンやタブレット用の Office アプリ、クラウドストレージOneDriveが1TB分使える Office 365相当のライセンス1年分(※)が付属します。※ 今後、容量無制限となる予定(2014年12月現在)。

総メイド長が推すDropboxも最近はモバイル版Officeとの連携などマイクロソフトと協力していますが、OneDrive はWindows 8とシステムレベルで親和性が高くシームレスに使える点が魅力です。

Officeについて総メイド長に尋ねると、Excelについては即座に「それはもちろん」とひと言。経営者としての顔を見せました。そのほかWord や PowerPoint などは、主に仕事上のやりとりで利用するとのこと。

Office文書は他社アプリやウェブ上で開ける環境も増えてきましたが、微妙に表示や形式が異なったり、編集や保存で書式が失われてしまうのはPCユーザー長年の悩みの種でした。特に外部とのやりとりで、お互いに編集するうちにだんだんと崩れてきたり内容がずれては泣くに泣けません。純正の最新版 Office であれば、相手の意図したとおりに見える安心感があります。

 

Surfaceの高精細ディスプレイとキックスタンド


「ツッカエ」は調節できてとても便利。タッチ感のいいキーボード


有井エリス総メイド長に、Surface Pro 3をしばらく試用した印象を聞きました。

「背面のツッカエ (注:総メイド長語でキックスタンドのことと思われる)は、段階式でなく自由に調節できてとても便利!キーボードカバーも薄いわりにはタッチ感が気持ちいいですね。カチャカチャというよりはペコペコという感じだけれど」(エリス)


本体の裏面に一体化して出っ張らないキックスタンドはSurfaceシリーズの特徴のひとつ。Surface Pro 3では、かなり深い角度まで滑らかに、しっかり開くようになりました。

キーボード兼カバー(Type Cover)は薄いものの手元を見ずにタイプできる一般的なキーボード。手前にはタッチパッドつき。薄いカバー一体型なのにちゃんとバックライトも入っています。

 

「画面もとてもきれい、気持ちいい」



持ち歩きのための軽さや本体サイズとトレードオフの関係にあるのが画面の大きさです。特にイラスト作業用として見た場合の感想を尋ねると:


「大型の液晶ペンタブレットに比べれば小さく感じるかもしれませんが、13HD (Cintiq 13HD)に慣れている人なら充分な大きさだと思います。画面もとてもきれいなので、気持ちいい」(エリス)


Surface Pro 3 の液晶ディスプレイは解像度2160 x 1440。画素数はフルHDの1.5倍、総メイド長が使ってきたMacBook Air 11インチの1366 x 768と比べれば約3倍。

縦横比3:2はノートPCでよく使われる横長ワイドの16:9や16:10よりもやや縦が長く、ノートとして横画面でウィンドウを並べた際、文書やウェブページなどが下まで見渡しやすいことを意図しています。

また液晶パネルやカバーガラスなどディスプレイを構成する層を透明な樹脂で密着させたオプティカルボンディングにより、反射が少なくコントラストが高い点も「とても綺麗で、きもちいい」理由です。

(参考までに、Cintiq 13HDは対角13.3インチで画面解像度1920 x 1080ピクセル、縦横比16:9。

プロクリエーター向け入力装置のCintiqと、ペン「も」使える単体タブレットPCのSurface Pro 3では製品の位置づけが違い、ペンに使われる技術も異なります。たとえば感圧精度はCintiqが2048段階、Surface Pro 3は256段階。一方で画素数を比べればSurface Pro 3 が約1.5倍多く、画面の広さでは約12%ほど狭いことになります。)


 

外出先でラフ描き。「萌えシーン」も思いついたらすぐ描ける




最後に総メイド長に、持ち歩いて使う場合の感想を尋ねました:

「何よりiPad並みの軽さと電池なので、カフェなど出先でラフを描くのには向いていると思います」

「起動もスリープからの復帰も早いので、
アイディアや萌えシーンを思いついた時にささっと描けるのはとても嬉しいですね」

秋葉系ラスボスのひとり(?)たる総メイド長らしいお言葉です。

 

総メイド長の Surface Pro 3 体験コメントまとめ

  • ペンタブ用のペンにかなり近くて描き心地が良い・手をついて描ける Surfaceペン 
  • 自由に調節できてとても便利!な「ツッカエ」(※マルチポジション キックスタンドです)
  • とても綺麗で、気持ちいいディスプレイ (フルHD 1.5倍の高精細、低反射高コントラスト)
  • 軽さとバッテリー駆動時間の長さで、外出先でラフを描く用途に (バッテリー駆動時間は最大9時間)
  • 薄いのわりにタッチ感が気持ちいい 専用キーボード Type Cover (バックライト搭載)
  • 起動の早さで、アイディアや萌えシーンを思いついた時にささっと描けるのはとても嬉しい
やはりクリエーターとして、軽く持ち歩いて使える制作ツールになりノートPCも兼ねる点が高評価でした。

バックライト内蔵の専用キーボード『Type Cover』を期間限定プレゼント!




総メイド長にも「薄さのわりにタイプ感が気持ちいい」と好評の専用カバー兼キーボード『タイプカバー』ですが、実はSurface Pro 3本体とは別売りの1万2980円(税抜き)。しかしマイクロソフトでは2014年11月27日から12月31日までの期間限定で、参加する販売店でSurface Pro 3本体を買うとこのタイプカバーが無料で手に入るプレゼントキャンペーンを実施中です。

対象のSurface Pro 3本体は上位モデルのみならず、もっとも手に入りやすい9万1800円(税抜)の Core i3モデルも含みます。プレゼントされるType Coverはブルー/シアン/パープル/ブラック/レッドの全5色からひとつ。

(*1: プレゼントで選べるキーボードの色は、店舗によって異なります。詳細は販売店にお問い合わせください(選べる色は店舗によって異なる場合があります)。

また直営のマイクロソフトストア限定キャンペーンではなく、正規販売店のヨドバシカメラ・ビックカメラ・コジマ・ケーズデンキ・ベスト電器・ヤマダ電機・ソフマップ・エディオン・100満ボルトなど、おなじみの家電店を含む店舗で実施中。店舗の割引やポイントと併用も可能です。

Surface Pro 3を狙っていたけれどせっかく使うならあのキーボードカバーが欲しい、でもプラス1万円オーバーは......と悩んでいた方にはチャンスです。

 
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