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動画:多関節時計 Continue Time



Sander Mulderデザインの Continue Timeは秒針・分針・時針を備えたきわめて一般的なアナログ壁掛け時計。ただし秒針は分針の先に、分針は時針の先にくっついています。つまり0時0分0秒に針3本が直線に並んだあとはカクカク曲がった動く抽象彫刻のように見えつつ、読み方は普通のアナログ時計と(各腕の軸がずれている以外は)まったくおなじ。実際に動いているところは続きに掲載した動画をどうぞ。いちおう売り物ですが、20個+アーティストプルーフ1つだけの限定生産品となっています。買えないけれどコンセプトは気に入った、自作は大変そうというかたはデスクトップガジェット版を書いて我慢しましょう。

[Via Unplggd]

動画:誰でもそっくりな自画像が描けるマシン(両腕拘束式)



英国Royal College of Art のSHOW 2009より。写真は Jen Hui Liao氏の作品 Self-Portrait Machine 。自画像機械の名のとおり、絵心がなくても素描スタイルでそっくりな自画像を描くことができます。仕組みは:1. 描く / 描かれる当人の両腕をマシンにがっちり固定します。 2. マシンがカメラで対象を撮影、画像処理でスケッチ風データを生成します。 3. 拘束した腕をマシンがペン先の上げ下ろしまで制御してデータのとおり紙に出力します。 4. できあがり。実際に動いているところは続きに掲載した動画をどうぞ。

つまり自画像が描ける機械というよりは、人間はプロッタのペン先ホルダ部品くらいでしかない「いつのまにか描かされている」機械。いったい何がしたいのかと思えば、作者いわく「(カメラという外部の視点から、機械に制限された範囲で描き出される自画像を通じて、) われわれひとりひとりのアイデンティティもまた、社会という巨大な機械との関係を通じて作られてゆくというプロセスを感じられるように」。

鑑賞者としては拘束されたなりに手先の努力で少しでも望みに近い絵を描く(融通無碍派)・あらかじめ笑い顔イラストの面をつけて臨む(社会ハッカー派)・わざわざ拘束されてからデストローイ!と叫んで機械を破壊する(レイジアゲンストマシン派)などが正しい態度ではないかと思われますが、最後のを実行すると捕まるのが社会の仕組みです。

動画:ビルの壁面ディスプレイでテトリス ・ ポン ・ マリオ


ビルの窓と照明を使って壁面に文字を作る、テトリスで遊ぶ、といった試みはこれまでも多数ありました。いまさら新規でやるには相応の完成度が必要です。というわけでポーランドのProjekt P.I.W.Oが作り上げたのは、テトリス、ポン、マリオ、あれやこれやによる10分以上にも及ぶ作品。ホンダの作品のようにコンピュータ駆動なのか、大勢のポーランド人が泣きながらマスゲームを作り上げたのかは分かりませんが、いずれにせよ見事な完成度です。動画は続きにあります。

[Via Engadget Polska]

カセットテープの幽霊


素材:カセットテープ、以上。Photoshopは不使用。アーティストのiri5さんがFlickrで公開中の「機械の中の幽霊」(Ghosts in the Machine)シリーズから、ご存知ジミ・ヘンドリックスです。シリーズの名前は、英国の哲学者ギルバート・ライルが心身二元論を批判した表現からの引用。アーティストいわく、人はみなカセットテープのように、精神を不格好なパッケージにくるんだ存在なのでは : )、とのことです。リンク先ではボブ・ディラン、トム・ウェイツ、ヴァン・モリソンといった有名ミュージシャンのほか、同じように映画のリールから飛び出したロバート・デ・ニーロやマリリン・モンローも見られます。

[Via GearDiary, thanks schillmoeller]

動画:3400万円の「時間を書く機械」


ディファレンス・エンジン
スペースワープが合体事故をおこしたような上の機械は、 Montres Jaquet Droz 社の制作したLa Machine à Ecrire le Temps 「時間を書く機械」。取り付けられたペンで現在時刻を「書く」時計です。書いて時間を表示するだけなら Arduinoとおもちゃでも実現できることですが、"Machine"が恐ろしいのは18世紀のピエール・ジャケ・ドローが制作した有名なオートマタとおなじく機械式で実現していること。メーカーいわく、歯車・カム・ベアリング・ベルトなど構成部品は1200点にもおよび、制作できるのは年に数点。つまりは全機械式デジタル時計 Meccanico dG やら 機械仕掛けの宇宙とおなじく、歯車萌えが末期的症状に至った高級時計愛好家のための「機械」です。リンク先によれば予価は40万スイスフラン、現行レートで約3400万円。来月のお小遣いまで買えないという方は続きに掲載した動画で書いている場面をみて我慢してください。

[Via OhGizmo]

ギターに取り付けるレーザーガイド「マエストロ」、タブ譜生成機能つき



「マエストロ」はギターに取り付けると、楽曲に合わせて押さえるフレットをレーザーで示してくれるというアイデア。ガイド付き電子ピアノのギター版、あるいは「なんでもギターヒーロー / ロックバンド化」と言うべきでしょうか。作者はデザイナーEugene Cheong氏。SDカードスロットを備え、WAV、MP3、MIDI形式の楽曲データを登録すると自動的にギター成分を解析し、タブ符を作り出してガイドしてくれる仕組み。前衛的すぎないギターなら、だいたい取り付けることが可能です。ただし、まだコンセプト段階ですので、値段や発売時期は不明。Fで指がつる方への救済策も搭載されていません。ジミー・ペイジのダブルネック奏法や、アート・リンゼイの無調律奏法をどのように解析するか、今から興味津々です。

[Via DVICE]

動画: 音楽にあわせて表情を無理矢理変えるマシン



上の写真だけだと「よくわからないけどアブナい感じ」「痛そう」と思われるかもしれませんが、だいたい合ってます。アーティストとして活躍中の真鍋大度氏の新作で、表情筋に電気を流すことで、音楽にあわせて表情を変化させようというもの (低周波治療器を顔に貼ったようなものと思ってください)。続きに動画がありますが、笑ったりウインクしたり眉間に皺を寄せたりと忙しく表情を変えている様子はどう見ても制御不能に陥ったロボットで、もし動画があと数秒続いていたらきっと頭が爆発して首筋から煙が出ていたに違いありません。

表情のコントロールといえば、言葉に反応して表情を変えるロボットについて以前お伝えしましたが、ここに来て人間側の方から不気味の谷への接近が始まったようです。両者が谷底で握手する日も近いでしょう。

続きに真鍋大度氏本人に伺ったシステム説明あり。

ノートPC向け外界遮断ニットウェアBTI



あのUSBのぞき見防止フードが帰ってきた!ようなこちらはアリゾナ州立大Sternlabの研究プロジェクトBTI、ボディ・テクノロジー・インターフェース。写真のBLT(Body - Laptop Interface)ではノートPCの画面・キーボードとユーザーの頭、入力する手を覆う手編みの袋?というかフードのようなニットウェアとなっています。

「人間とテクノロジーの関係を探る」系研究と作者Rebecca Sternさんの手芸魂がおかしな方向で融合したものらしく、意味はわかりませんがすごいビジュアルです。USBオーディオデバイス搭載の覗き見防止フードやマフラーに実用?ではおよばないものの、機械と人間が「つながっている」ことを視覚的に示す目的は見事に果たしているのではないでしょうか。手とキーボードだけを覆うバージョンは製品化もできそうです(サンコー的な意味で)。

夢を再生するロボットSleep Waking



アーティストFernando Orellana氏の「Sleep Waking」は、人の見る夢を記録してロボットに再生させるという作品。いわゆるREM睡眠を測定する眼球運動センサーや脳波計などで睡眠中のデータを記録、そこから夢を見ているあいだにとっていた思われる動きを再現して人型ロボ(近藤科学KHR)に「夢の中のあなた」を演じさせるという趣向です。Flashの見られる環境の方はこのあたりで「続きを読む」の動画をごらんください。

音楽のせいかKHRのぎこちない動きのせいか、飛んだつもりになっている・なにかに怯えている・なにかを探しているなどいかにも「夢の中」を連想させる動きになっています。ただし作者も認めるとおり睡眠中に取れるデータから実際の運動への変換にはまだかなり無理があり、眼球運動を視線方向といった変換はおこなっているものの、脳波をどう解釈するかなどはかなり「アーティストの裁量」が入っているとのこと。とても人にいえないような夢ばかり見ている方も今のところは安心です。




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