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フラットな防水Medigenic Medicalキーボード



写真はEsterline Advanced Input Systems社のキーボードとマウス。いずれも防水規格のIP65にも対応しており、ほこり、ゴミ、水などの混入を防ぎます。また拡大写真でお気づきかもしれませんが、各キーは3D風に印刷されてあるだけで、作りはまったくフラット。拭いて掃除・殺菌しやすいようになっています。拭くときにわざわざケーブルを抜かなくて済むよう、ボタン一つで入力のオン / オフを切り替える機能(拡大写真右上)もあり。おまけに上位機種では定期的に掃除を促す光と音のアラート機能(拡大写真左上)、キーバックライトも搭載されています。

製品名はMedigenic Medical Keyboardsということで、潔癖症向けではなく医療向けです。もっとも、キーボード横にコーラやポテトチップがいつもあるような人にこそ最適かもしれません。

[Via Oh Gizmo!]

ウェアラブル血圧計、MITで開発中


健康診断で血圧計を前にすると緊張して血圧が上がってしまうという不幸な方々へ、MITのHarry Asada氏率いるチームがウェアラブル血圧計を開発しています。「人間の体はとても複雑なのに、血圧計は瞬間のデータしか取得できなかった」とAsada氏。高血圧のリスクはあれこれと騒がれているわりに、その評価は年に一度や二度の計測に依存していた状況を改善するほか、血圧の推移から心臓発作を予測するといったライフログ的活用も目指します。

機器としては写真のとおり指と手首の二点で計測することで精度を高めています。また、手の位置によって血圧が変わってしまうのを防ぐため、加速度センサを内蔵して位置による補正を行うとのこと。まだ見るからにプロトタイプですが、五年以内の製品化を目指す予定です。むきだしハードコアのデザインも悪くありませんが、MIT newsが「毎日24時間動作」をうたうなら、正式版は防水耐熱耐ショック構造でお願いします。

ナノインクで血中グルコースレベルを表示する機能性タトゥー


ハックのお伴にコーラ常備という方は少なくないでしょうが、いずれ誰もが糖分が気になるお年頃に達するもの。discovery.comによると、マサチューセッツにあるDraper Laboratoryが糖分を「見える化」して糖尿病の予防に役立てる研究を進めています。本研究で用いるのは、新しく開発されたグルコース(血糖/ブドウ糖)を検知する分子。

これを染料、グルコースに似た分子と一緒に120nmという大きさのナノ粒子にまとめて皮膚下に注射すると、皮膚下にグルコースがあった場合はそちらに反応して黄色に、なかった場合はグルコースに似た分子に反応して紫色に、それぞれ変色します。血液中のグルコースの変化は20分か、それより短い時間で皮膚下のグルコースにも変化を及ぼすため、間接的ではありますが高い精度で血糖値が読み取れるという仕組み。変色は数ミリ秒という短い間隔で繰り返され、その様子は皮膚の上から分かるため、実質的には血糖値によって色の変化するタトゥーのように見えるとのことです。

同研究所ではこれに先がけて、ナトリウムを検知するナノ粒子を開発、マウスでの実験で既に成果を挙げています。グルコース検知粒子は今月から実証の予定。実用化までは早くとも二年がかかるだろうとのこと。血糖値テストの簡易化はもちろん、色が選べ模様の自由度も上がれば、酒を飲むと背中にアルプスの少女ハイジが現れる、というようなことが可能になるはずです。

RFIDで歩行パターンを検出、認知症を早期発見


パスポートや免許証のIDをウォードライビングで収集・複製する話に続いて、こちらはRFIDを医療分野で役立てる話題。サウスフロリダ大学(USF)はRFIDネットワークを用いて、歩行パターンからアルツハイマー病などの認知症を発見する方法を研究しています。認知症は、現在の医療では薬で進行を遅らせる方法が一般的なため、早期発見が重要です。一般的にはIQテストのような問診が行われているほか、脳波の分析なども研究されています。USFの研究者がテストしているのはこの早期発見にRFIDシステムを使う方法。

しくみは単純。40グラムのRFIDタグ(発信器)を手首につけ、建物の各所にレシーバを配置。実際の生活における移動を分析し、さまよう、急に止まる、といった認知症によく見られる歩行パターンを発見する、というものです。使用されたRFIDタグはUWBを使ったアクティブ型で、読み取れる範囲は600フィート(約180m)・精度は約30センチ。壁ごしにも読み取ることができ、複数人数の同時トラッキングも可能。研究グループは介護施設の20人を対象とした実験で、歩行パターンと認知症の関連性があることを確認しました。今後はさらにほかの特徴的な歩行パターンの発見を目指すとしています。

家中をセンサだらけにするという研究は国内外で数多く行われていますが、結局なんのために行動データを取得するのか、誰もが喜ぶような用途が見えていないというのが現状。案外、こういった医学的アプローチがキラーアプリになるかもしれません。フルセットで$7000という価格は安くありませんが、普及すればきっと手頃になるはずです。




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