近接無線転送技術 TransferJet 、ホワイトペーパー公開

ソニー、パナソニック、カシオ、日立製作所、シャープ、NEC、東芝、サムスン、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル......など国内のエレクトロニクス・携帯電話関連企業が中心となってコンソーシアムを設立していた近接無線転送技術 TransferJet について、同コンソーシアムが物理層・接続層の規格を示すホワイトペーパーを公開しました。
TransferJetは近接無線転送という名が示すとおり、3cm以内というごく短い距離を前提とした通信技術。特別な設定なしにかざすだけで通信をおこなうほか、あらかじめ登録しあった機器同士のみを接続することもできます。無線は国内免許不要の4.48GHz帯を用い、転送速度は最高で560Mbps、最大実効レートで375Mbps。通信状況が悪いときは自動的に転送レートを落とす仕組みもあります。
売りはそもそも通信距離が短く送信電力が微弱なためほかの通信と干渉しにくいこと、機器どうしを直接くっつける(近づける)分かりやすさ、そして高速転送。想定される利用例は、携帯電話の中の動画データを他の人の携帯電話にコピーする、デジカメの写真を携帯電話に転送する、自宅のレコーダーの動画を携帯ゲーム機に送る、など。公式サイトFAQには「FeliCaと似た技術ですか?」という質問がありますが、答えはもちろん「別の技術です」。Felicaは認証や決済に使われる技術であるのに対して、TransferJetは広帯域無線を使った高速データ転送技術であるという棲み分け。
なおホワイトペーパー公開に合わせて、ソニーが事務局代表を務めるTransferJetコンソーシアムではAdopter会員(技術ライセンシー)の募集を開始しています。
































